共有

2026年10月26日 19:35

奥田交番襲撃事件差し戻し審 精神鑑定担当医が証言「被告は自分より強い武器持った相手を襲うことに強いこだわり」 富山県富山市

奥田交番襲撃事件の差し戻し裁判は、きょう7回目の公判が開かれ、被告の精神鑑定を担当した医師の証人尋問が行われました。

立山町の元自衛官・島津慧大被告(30)は2018年6月、富山市の奥田交番に刃物を持って押し入り、当時の交番所長を刺し殺して拳銃を奪い、近くの小学校前にいた警備員を射殺したとして、強盗殺人の罪に問われています。一審は強盗殺人の成立を認めず「無期懲役」の判決が言い渡されましたが、その後審理が差し戻されています。最大の争点は「被告が交番襲撃前から拳銃を奪う意思があったかどうか」=「強盗殺人罪が成立するかどうか」です。

きょうは差し戻し前の裁判でも証言した、被告の精神鑑定を担当した医師に改めて証人尋問が行われました。

弁護側からの質問に対し「被告が抱える『ASD=自閉スペクトラム症』には『あることに没頭すると他のことを考えるのが難しくなる』という特性がある」と説明しました。そのうえで犯行当時の被告は「『自分より強い武器を持った相手を襲う』という目的に強いこだわりを持っていた」と証言しました。

島津被告は、時折眼鏡を外したり髪をなでたりしながら、医師の証言を聞いていました。

次の公判は今月30日で、判決は12月8日に言い渡される予定です。

最終更新日:2026年10月26日 19:35

Share.