
作成日:2026年10月23日
メキシコペソ円は、10月21日の週間見通しで下値目安とした8.45円を割り込み、8.307円まで下落しています。このままペソ円の買い持ちを続けてよいのか、また、割安であれば、そろそろ買ってよいのか…。今回のレポートでは、下げ止まりの目安と反発を確認するポイントに絞って整理します。
下値の目安は8.30円、割れれば8.14円前後

メキシコペソ円日足チャート 出所:外為どっとコム 外貨ネクストネオ
まず注目するのは、直近安値8.307円に近い8.30円前後です。日足では高値・安値を切り下げる流れが続いており、まだ明確な底打ちの形は確認できません。この付近で踏みとどまり、再び売られても安値を更新しないかが最初の確認ポイントになります。
8.30円を割り込む場合は、次に8.14円前後が意識されます。2025年安値6.840円から2026年高値9.442円までの上昇に対する半値押しの水準です。ここも下回れば、心理的な節目の8.00円が視野に入ります。

メキシコペソ円 週足チャート 出所:外為どっとコム 外貨ネクストネオ
既に買い持ちの方は、反発時の8.45〜8.479円に注目
買い持ち(ペソ円ロング)の方にとって、安値を守れるかとともに重要なのが、反発の強さです。以前の下値目安だった8.45〜8.479円は、今後は戻り売りが出やすいレートになります。
ここを日足終値で上回り、その後の押しでも維持できれば、8.50円台へ戻す期待が持てます。反対に、この手前で反発が止まり、再び8.307円を割る場合は一段安への警戒が必要です。スワップポイントを受け取っていても、為替差損が膨らめば補いきれない可能性が高まるため、保有数量と資金の余力も確認しておきたいところです。
これからペソ円を買うなら、「下げ止まり方」を確認
一方向な下落が続き強いダウントレンドが続いていますので、8.30円や8.14円に届いたことだけを理由に、底値と決めつけるのは避けたいところです。まずは安値の更新が止まり、反発後に再び下押ししても前の安値に届かないのかを確認したいです。
慎重に判断するなら、8.45〜8.479円の回復・維持を待つのが良いかもしれません。安値からは離れますが、反発が続くかを見極める材料が増えます。買い始める場合も、一度に数量を増やさず、その後の思わぬ値動きを確認できる余地を残したいところです。
PHP問題も気になるが、株安と円買いの落ち着きが重要
プログラミング言語であるPHPの重大な脆弱性を受け、企業や政府による予防的なサービス停止が報じられています。業務への影響や対応費用への不安は、投資家心理を冷やす材料になり得ます。
ただ、直近の米株安ではAI投資の資金負担への懸念も大きく、PHP問題が下落の直接の引き金だったとは言えません。株安に伴う円買いが続けば、ペソ円にも下押し圧力が残ります。下げ止まりの価格だけでなく、米株の落ち着きと対ドルでのペソ売りの一服も、買いを考える際の判断材料になります。
メキシコペソ/円(MXN/JPY) FX為替レート・チャート
