2026年10月23日 10:02

23日午前 奈良市
奈良県は23日、興福寺や東大寺の境内で、8月下旬から10月上旬にかけて子ジカの死骸が複数見つかったと発表しました。死骸は一部が欠損していたということです。
奈良県と、興福寺、東大寺の関係者、奈良の鹿愛護会の代表らが、午前10時から臨時会見を開きました。見つかった子ジカは、いずれも生後1か月ほどだったということです。
山下知事は、「子ジカがどのような状態で見つかったのか、犯人しか知りえない事実で捜査に支障がある」などとして、具体的な言及を避けました。23日に公表した理由について、山下知事は、「更なる事案の発生を危惧したため」などと説明しました。
東大寺の関係者は、「痛ましい。原因がどうであれ不自然で心を痛めている。調査を見守っていきたい」などと話しました。
死骸が見つかった現場の周辺には国の天然記念物『奈良のシカ』が多数生息しています。県によりますと、人による加害行為の場合、文化財保護法などに違反する可能性があるとして、すでに県警に情報提供したということです。
県は奈良の鹿愛護会、興福寺、東大寺とともにパトロールを強化しているということですが、夜間に1人で公園周辺を歩く場合は十分に注意するよう呼びかけています。
死骸が見つかった詳しい日時と場所は以下の通りです。いずれも早朝に、警備員や出勤した職員が発見したということです。
・8月21日 興福寺北参道、奈良県文化財保存事務所付近
・8月27日 東大寺大仏殿東側付近
・9月17日 東大寺大仏殿西側付近
・10月1日 興福寺境内西部、回廊跡付近
奈良県は、この件に関する情報提供もよびかけています。
(情報提供先)奈良県観光局奈良公園室 電話番号:0570-06-6665
最終更新日:2026年10月23日 11:05
