東京藝術大学の学園祭「藝祭 2026 コイ、コガレ」が9月4日から6日まで開催されています。開幕初日の4日、さっそく現地を訪れました。
大迫力の御輿パレードとパフォーマンス
藝祭の最大の目玉は、なんといっても、1年生が毎年手がける御輿・法被とパフォーマンス。学部や専攻の垣根を越えてチームを組み、ひと夏をかけて制作されます。
開幕初日4日の午前9時過ぎ、精魂込めて作り上げられた御輿4基が、上野公園でのパレードに向けて藝大門を出発。藝大生たちは、一着一着手作業で仕立てた法被に身を包み、掛け声やサンバなどにあわせて、この夏の「汗と涙の結晶」を運び出しました。あたり一帯は熱気に包まれ、藝祭への期待がどんどん高まっていきます。
そして上野公園内でのパレードへと続きます。多くの観客が見守る中、元気いっぱいに公園内を練り歩きました。
上野公園内での御輿パレード(彫刻・先端芸術表現・音楽環境創造・ピアノ・管楽チーム)
上野公園内での御輿パレード(日本画・工芸・邦楽・楽理チーム)
パフォーマンス「開口一番」も4日の注目イベントの一つです。上野公園の竹の台広場を舞台に繰り広げられる渾身のパフォーマンスは圧巻そのもの。御輿同様、パフォーマンスにも、各チームの個性がにじみ出ています。ちなみに、上野六丁目商店街連合会賞を受賞した御輿が、9月6日(12:00~13:00)に上野六丁目商店街をパレードする予定ですが、「開口一番」はその審査も兼ねています。学生たちのまなざしから、緊張感も伝わってきました。
「開口一番」終了後は、藝大門前の道路に各御輿が展示されています。御輿のデザイン、色彩、質感などをじっくりと見ることができました(触ることはできません)。間近で見ると、改めてそのリアリティと迫力に圧倒されます。
油画・建築・声楽・打楽・オルガン・古楽・指揮チームの御輿 上野六丁目商店街連合会賞に選ばれたのがこちらの御輿です
デザイン・芸術学・作曲・弦楽チームの御輿
法被は藝大図書館内に展示
展示やアートマーケットも充実
キャンパス内の展示も見逃せません。日々学び、研鑽を積んで生み出された、みずみずしい表現がズラリ。ジャンルも多岐にわたり、新たなアートとの出会いを楽しめます。
絵画棟での展示風景
絵画棟での展示風景
大学会館(国際交流棟)での「glass! glass! glass!」(工芸科ガラス造形研究室の学生15人による有志展示)の展示風景
藝大生の作品を手に取り、購入することができるアートマーケットや模擬店も、藝祭ならではのお楽しみの一つです。こちらも大盛況でした。
大賑わいのアートマーケット
アートマーケット(工芸家陶芸専攻の上岡和也さんによるお店)
アートマーケットに出店している川端徹士さん(東京藝術大学彫刻科)と末友晃人さん(藝大志望)
模擬店も盛況でした
ミカタ展もあわせてオススメです!
キャンパス内の東京藝術大学大学美術館では、展覧会「藝大式 美術の“ミカタ”」が開催中。藝祭で藝大生の表現を見て、展覧会で「藝大式」のアートの「ミカタ」も知ると、藝祭も展覧会もより楽しめるでしょう!唯一無二のアート体験となるはずです。

「藝祭 2026 コイ、コガレ」は9月4日〜6日 9:00〜19:00の開催です。開催概要や当日の注意事項などは、「藝祭 2026 コイ、コガレ」の公式サイトをご覧ください。
https://geisai.geidai.ac.jp/2026/
(読売新聞美術展ナビ編集班・美間実沙)
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