2026.08.26
社会貢献
京都の伝統産業の技術継承および担い手育成への寄付を実施 ~子ども伝統工芸体験へ支援~

公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金(所在地:京都市右京区、理事長:松下芳弘、以下 当基金)は、京都の伝統産業に関わる技術の継承と未来の担い手育成への取り組みを支援するため、公益財団法人京都伝統産業交流センター*1(以下 京都伝統産業交流センター)へ50万円の寄付を行いました。

この寄付は、2023年11月に京都市、京都伝統産業交流センターと締結した「文化財の保存修復等を通じた京都の伝統産業支援等に関する連携協定」に基づくもので、今回で4回目となります。
同センターでは子供たちを対象とした伝統工芸体験を実施しており、2023年度は「錺金具かざりかなぐ*2」「京表具きょうひょうぐ*3」、2024年度は「唐紙*4」「漆塗り・螺鈿らでん*5」、2025年度は「京たたみ」「京漆器*6」の体験会がそれぞれ開催されました。

ミニたたみ制作(2025年度)

お箸への漆絵付け(2025年度)

 

2026年度は、金属と釉薬ゆうやくが織り成す美術工芸品「京七宝きょうしっぽう*7」と、建造物やみこしを華麗に彩る金属工芸品「錺金具」の解説や体験会が9月から10月にかけて開催予定で、会の運営や若手技術者の育成に寄付金が活用されます。
当基金は、このような活動を通じて、これからも京都の文化財保護活動に協力していきます。

 

【京の匠の技を知る・見る・感じる!子ども伝統工芸体験の概要】

 

体験の対象・参加費・運営

対 象

小学生および中学生(小学生は保護者同伴要)

運 営

公益財団法人京都伝統産業交流センター(主催)、京都市(共催)、有限会社ヒロミ・アート、島田彫金工房 雅(協力)

参考

名     称

公益財団法人 日新電機グループ社会貢献基金

代   表   者

理事長 松下芳弘(日新電機株式会社 取締役)

所   在   地

京都市右京区梅津高畝町47番地(日新電機株式会社 総務部内)

設     立

2017年3月

財 団 規 模

約50百万円

事 業 規 模

年間 約28百万円

事 業 内 容

(1)技術系人材の育成
・国内外の学生・生徒を対象とした給付型奨学金制度の運用
・技術系人材の裾野拡大に向けた諸活動
(2)京都を中心とした歴史的文化財の保護
(3)地域の環境保全活動への協力

 

【用語解説】

*1 公益財団法人京都伝統産業交流センター

長きにわたり伝統文化を支え、ものづくりと雇用を支えてきた京都の伝統産業を活性化させていくため、伝統産業の従事者や行政との連携のもと、未来の担い手・使い手の育成、伝統産業製品の生活回帰・定着の促進、作り手が行う伝統産業活性化支援等、さまざまな普及、啓発活動を行っている。
ウェブサイト:https://fpkti.or.jp/

*2 京仏具(錺金具)

11世紀初頭に七条に「仏所」が設けられて以来、その歴史は1,000年以上に及ぶ。仏壇と同じく全国屈指の産地である。用途によって家庭用、寺院用に分かれるが、仏具の種類は数多く、極めて多岐にわたっている。技術も木工、金工をはじめ多種多様であり、伝統的な手工技術によって生産されている。錺金具は、京仏具の工程の一つであり、銅等の金属に柄を彫って、純金で仕上げを行う。

*3 京表具

京都府内で生産される表具(掛軸・屏風・襖・額装等)を京表具と呼ぶ。鑑賞や保存を目的として書・絵画等や布で補強し、装飾を施して仕立てる伝統技術。

*4 唐紙

もとは唐から伝来した細工紙を唐紙と呼んだが、のちに襖に使う紙を「唐紙」と呼称するようになった。神社仏閣や茶室などに利用され、その工程には伝統的な技術が継承されてきた。原材料の紙は、手すきの越前和紙や黒谷和紙などで、版木に和紙を置いて手のひらで摺するので柔らかな味がでる。

*5 螺鈿

アワビや夜光貝などの貝殻の真珠層を薄く加工し、漆器や木工品などに埋め込んで装飾する伝統工芸技法。光の当たり方によって虹色に輝く美しい模様が特徴。古来より仏具や調度品に用いられ、荘厳さと神秘性を高める素材として珍重されており、現代でもアクセサリーや現代工芸に応用されている。

*6 京漆器

奈良時代に唐から伝来した技法を基に独自の美的感覚で技術を確立する。16〜17世紀には生産の分業化がみられ本阿弥光悦などの名工も現れて、茶道の興隆とともに盛んになった。木地に檜・杉・栃などを使い、食器類をはじめ家具調度品類や茶道具類を生産している。

*7 京七宝

金属の表面にガラス質の釉薬を乗せ、約750℃の温度で焼き付けて作る伝統工芸。主な技法である有線七宝は、リボン状の銀線で模様を描き、釉薬を焼き付け制作する。安土桃山時代には宮殿の釘隠し、引き手等の装飾に用いられた。現在では、花瓶、額、アクセサリー等が作られている。

 

本件に関するお問い合わせ

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金 事務局

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