連日猛暑日が続く中だが、そんなことはお構いなしで、今ハイシーズンでもあるヘチ(落とし込み)釣りのレポート。暑いのはどこに行っても同じだが、今回は釣り場に鹿児島県指宿市一帯を選んだ。
●鹿児島県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース版APC・石田一聖)
TSURINEWS編集部
2026年8月19日
堤防釣り 海釣り
指宿の岸壁でヘチ(落とし込み)釣り
鹿児島県内に、ここ数年間ヘチ(落とし込み)釣りに通い続けてポイントを開拓しているが、ここ指宿市一帯は特にチヌの魚影は一番多い場所でもあり、10年前に仕留めた自己記録である57cmもここ指宿市で釣れた。
また、釣れるチヌのほとんどが45cmから50cmオーバーの良型チヌの宝庫でもある。
ヘチ釣り仕掛け(作図:週刊つりニュース版APC・石田一聖)
7月25日、早速到着し、ジリジリと太陽が照り続ける炎天下、目を細めながら仕掛け作りをする。巨大チヌの不意打ちに備えるためハリスは3号と太仕掛けにし、ハリも6号と少し大きめを使う。掛けたら絶対にバラさない強気仕掛けだ。
なぜか分からないが、鹿児島の魚はよく引くので一瞬チヌじゃないようなパワーを感じることがある。
リンク
50cm級良型チヌキャッチ
水面をそっとのぞいてみると、早速チヌの姿がちらほら見える。思った通り、まあまあなサイズもいる。目の前にエサのカニをスっと落とし、潮の流れとともにゆっくり落とすと勢いよくイトが張って一気にサオ先を押さえ込んでサオに乗った。
思ったよりも良型なのか、引きがかなり強烈。しかし、こちらも強気仕掛けなので群れを散らさないためにも、早めに勝負をつけたいので少々強引に巻く。
上がってきたのは50cm近い良型。
それからもぽつぽつだが同じようなサイズが釣れ続け、あまり苦労せず前半戦終了。やっぱり指宿は魚影が濃い。時間にして40分くらいで6尾も釣れた。
リンク
55cm超えにガッツポーズ
同じ場所でたくさん釣ると場が荒れるのでいったん場所を替えるため移動する。その間に昼食など済ませ次のポイントへ到着。ここでも、そっと水面をのぞいてみると岸壁にチヌが着いているが、ふと見返すとかなり大きい。
「これ食ったらラッキーかな」と思いながら運試しのように、そっとその魚の目の前にエサを落とす。
すると、こちらに全く気づいていないのか、すぐに反応したので軽くアワセを入れるとサオに乗ったが、乗せた瞬間に分かるくらいの重量感、これはデカい!
しかし、こんな魚ほど引きを楽しむなど余裕を見せず、ゴリ巻きして一瞬で浮かせた。
55.5cm大型チヌ浮上(提供:週刊つりニュース版APC・石田一聖)
水面を割ってものすごく抵抗するが、そんなことはさせない。あっという間にタモの中に収めたが、上がってきたのは一目で50cmオーバーだと分かるサイズ。
「いや、60cm近いのでは」と思ったが、取りあえずハリを外して、すぐポケットに入れているメジャーで計測。なんと55.5cmもあった!
自己記録まではあと少しであったが、久しぶりの55cm超えに、ひとりでガッツポーズなどしてしまった。
リンク
次は夢の60cmオーバー
これを求めて自宅のある北九州市からわざわざチヌを釣りに来たのだと、道中の苦労など暑さとともに全て吹き飛んだ。
記録からすると10年に一度くらいの55cmオーバーでもあるので、魚拓でも取ろうかなと思ったのだが、最近ではデジタル魚拓もあるので魚は写真だけ撮ってそのまま海に返すことにした。さらに成長して60cm超えたらまた釣らせてくれと願ってリリース。元気良く泳いでいった。
改めて思うと、やはりこの指宿一帯は巨チヌの宝庫でもある。この付近の港にいると、まだ大きなサイズを見かけることもある。その時に限ってサオを持っていなかったり、エサ切れになっていたりと指をくわえて見ているだけしかなかった。今回は偶然が重なって運良く釣れたが、まだ見ぬ夢の60cmオーバーを釣らせてくれるかも知れないのはここ指宿だと思う。
<週刊つりニュース版APC・石田一聖/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2026年8月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。
