世界的に進化を続けるRB26チューニング!
今や世界中にファンやマニアを抱えるGT-R。なかでもオーストラリアは別格で、第二世代GT-Rに関しても積極的なチューニングが行われており、2JZチューンドの記録を塗り替えるところにまで到達している。そんな激戦区、オーストラリアの「シドニードラッグウェイ」で繰り広げられるGT-Rフェスティバルの模様をお届けしよう。
ドラッグからドリフトまでこなす実力派ショップの本気仕様

“バロンオートモーティブ”はシドニー近郊に拠点を構えるプロショップで、ドラッグチューンのみならず、ドリフトやサーキットマシンの製作も得意とする実力派。2015年頃には、BCNR33で0-400mのワールドレコード(7.22秒/終速310km/h)を記録するなど、実績も高い。

今回のイベントに持ち込まれたBNR32も、強烈なスペックで仕上げられている。エンジンルームには、プレシジョン製の巨大なタービンを横向きでレイアウト。インテークマニホールドからの排気流、グリルからのインテークへの導風、エキゾーストからのストレートな排気など、各部のレイアウトも効率を追求しており、意欲的に頂点を狙っていることがうかがえる。



ECUはEmtron製を採用し、ブースト用のNOSも装備。ミッションにはトルコン式のレースグライドがセットされている。
6秒62を記録する最速軍団の中核

この日、30台以上のメンテナンスサポートを行っていたチューニングショップ“クロイドン・レーシング・デベロップメンツ”の主力車両が、このBCNR33だ。ターボは最速軍団の定番であるPTE110/08を採用し、メタノール燃料を使用。ブースト圧は約6キロで、2700psを発揮するという。



エンジン前方にセットされた水冷(氷冷)インタークーラーや機械式燃料ポンプは、最速を狙うマシンの象徴的な装備だが、ストリート仕様を意識して内装も残されている。この日の計測タイムは6秒867だったものの、ベストタイムは6秒62、終速335km/hという驚異的な記録を持つ。
MoTeCのロガーモニターC1212やキーパッド、ECUなど、制御系には最新のシステムが投入されている。
7秒111を刻むプロストリート仕様のBNR32



プロストリートクラスを争う白いBNR32は、“クランクド・モータースポーツ”のアタック車両。定番のプレシジョン製大型ターボをやや前方にレイアウトするのは、もはや定番の手法だ。燃料がメタノールかエタノールかは不明だが、他車と同様にタービンの立ち上がりをアシストするNOSを装備する。


ベストタイムは7秒111、終速328km/hを記録。タイヤにはミッキートンプソンのET Streetを使用し、サイズは275/60R15。ホイールは定番のWeld Racing製を組み合わせる。減速用のパラシュート(ドラッグシュート)は2基を装備し、安全性も確保している。


















●取材イベント:GT-R Festival 2026
Part.3へ続く
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