
石川県内初のレベル4大雨危険警報発表も“避難者ゼロ”の町 専門家「早め早めの避難がすごく大切に」
28日石川県内を襲った大雨。5月に防災気象情報が新しくなって以降、県内で初めて「レベル4大雨危険警報」が発表されました。
気象庁が避難の目安としているレベル4の危険警報ですが、果たして住民の避難につながったのでしょうか?取材しました。
発達した雨雲が次々とかかり、朝から大雨となった28日の県内。
特に能登地方で非常に激しく降り、気象庁は28日、輪島市と穴水町、志賀町の3つの市町に県内初のレベル4大雨危険警報を発表しました。
穴水町は4か所に避難所設置も、避難はゼロ
リポート「穴水町中心部にある川島第2団地です。すぐそばを小又川が流れていて、地震による地盤沈下の影響で、道路によく水が溢れ出るそうです。きのうはそれに加え、大雨の影響でおよそ30センチ冠水しました。」
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川島第2団地町会長・中川卓也さん「(当時の雨について)プールとかの水が降ってくるあそび場みたいな感じで、時々ざっと降って、ちょっと止んで、またざっと降ってっていう形で」
穴水町は一時、町内全域に避難指示を発表。
4か所に避難所を開設し、防災無線や町のSNSで避難を呼びかけましたが、避難をした人はゼロでした。
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仮設団地の町会長を務める中川卓也さんは、高齢者の避難には避難する手段がないうえに、他にも課題があるといいます。
川島第2団地町会長・中川卓也さん「避難所に入ってから大勢の人たちと生活するという精神的なところもくるのかなというところも強く感じています。なので家にひっそりいて、どうにか時が過ぎるのを待つ人が多いと思う」
レベル4は「災害発生に非常にひっ迫している状態」
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新設されたレベル4危険警報は警戒レベルの上から2番目で、気象庁はレベル4のうちに避難を完了するよう求めています。
金沢大学・青木賢人准教授「レベル5が災害発生になるので、災害発生に非常にひっ迫している状態、いつ川が氾濫してもおかしくない、それにつながるような雨というのが大雨警報のレベル4になる。危険な箇所にいる人は災害の恐れが高くなっているので、ぜひ避難をしてくださいと」
ただ、住民からはこんな意見も。
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川島第2団地町会長・中川卓也さん「ちょっと外みて、この雨ならいけるなという肌感で決めているところが強くあるので、一概にこの災害のレベルいくつですっていわれても対応ができないことがまだまだある」
住民「避難指示でたってテレビで言っていたからそれは知っていたが、いつも(冠水する)から慣れっというか、この程度なら大丈夫か」
専門家「避難をためらうことは禁物」
専門家は、過去の経験をもとに避難をためらうことは禁物だと指摘します。
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金沢大学・青木賢人准教授「レベル3、レベル4と上がっていくときは雨はどんどん強くなっていくときです。逃げないとまずいんじゃないかと思った時にはもうすごい雨で逃げられないという状況は十分に起こりうるわけなんですね。洪水大雨からの避難は早め早めの避難がすごく大切になってくる」
