フォーリンラブのバービーさんと2021年4月に結婚し、2024年8月に第一子が誕生した夫・つーたんさんの連載「#nofilter」第35回。今回は、自身の体のことで最近病院へ通っているというつーたんさんが、偶然見かけた高齢の方たちの行動を見て、改めて感じたことや気づかされたことを率直に綴っていただきました。
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病院の受付も精算も自動化された昨今
3週間ほど前に、左膝の脇に3つのしこりができた。幸い、悪性の可能性は低いようだ。でも、その正体はまだ分かっていない。いま、その検査のため何度も総合病院へ通っている。
その病院では、受付も会計も驚くほど自動化されていた。診察券を機械に入れ、受付を済ませる。診察が終われば番号札を受け取り、自分の番号が表示されたら自動精算機へ向かう。
以前より病院側はずっと便利になっただろう。患者側も待ち時間が短くなったことでストレスが減り、双方の負担が軽くなったはずだ。しかし、その便利な光景には、別の景色も重なっていることが垣間見えた。
「おい、早く会計してくれ」
「申し訳ありません。番号が表示されましたら、あちらの精算機でお願いいたします」
「いいから今ここでやってくれ!」
受付の職員の方に、強い口調で詰め寄る高齢の男性の姿があった。別の日には、機械で受付の手続きをすることなく、名前を呼ばれると思って座っていたようで、いつまでも順番が来ないと声を荒げる高齢の女性。この数回の通院だけでも、3〜4回は同じような場面に遭遇した。
正直、あまり気持ちのいい光景ではなかった。職員の方は丁寧に説明しているけれど、尋ねている患者さんも納得できていない様子。そんな少し居心地の悪い空間で、ふと考えた。
もし何十年も同じ病院へ通い、ずっと窓口で会計をしてきた人だったらどうだろう。
ある日突然、「今日からはこちらの機械で精算をお願いします」と言われたら、戸惑うのも無理はないのかもしれない。

