2026年1月、米国における計測事業を統括するShimadzu Scientific Instruments, Inc.(メリーランド州コロンビア、以下SSI)は、ジョージアサザン大学と学術提携を結びました。この提携はSSIが進めているSPARQプログラム(Shimadzu Partnership for Academics, Research, and Quality of Life)の一環で、米国内の学術機関と長期の提携を結び、研究や学生の学びを支援しています。

学術提携にサインするジョージアサザン大学の学長Kyle Marrero氏(前列左)と
SSIの社長Patrick Fromal(前列右)
ジョージアサザン大学(Georgia Southern University, GSU)
ジョージアサザン大学は、米国ジョージア州南東部に位置する公立の総合大学です。1906年に創立され、ステーツボロキャンパスをはじめ、アームストロングキャンパス、リバティキャンパスの3拠点で、学士から博士課程まで約150の学位プログラムを提供しています。今年1月からはイーストジョージアキャンパスも加わり、全体で約29,000人の学生が教育学、ビジネス、看護学、理工学などの勉学に励んでいます。また、オンライン教育にも力を入れており、世界中の学生が多様な分野の学位プログラムを受講しています。
現在、同大学は、カーネギー教育振興財団※1が米国内の高等教育機関を研究活動や教育の特性などに基づいて分類している「カーネギー高等教育機関分類※2」においてResearch 2: High Research Spending and Doctorate Production (R2)に分類されており、最先端の研究を行う大学としても高い評価を得ています。
※1 Carnegie Foundation for the Advancement of Teaching
※2 Carnegie Classification of Institutions of Higher Education
SPARQプログラム
SSIは長年、米国内の大学や研究機関を対象とした研究支援や次世代の科学者の育成支援に取り組んできました。中でもSPARQプログラムでは、各機関の目標に合わせて個別に長期的なパートナーシップ協定を締結し、双方にとって相互利益のある分野での連携を推進しています。対象となった機関は、複数の当社製品を導入し、保守や研究支援を受けながら最先端の研究や学生の実践的な学習の強化に取り組んでいます。
今回のジョージアサザン大学との協定では、理数学部(College of Science and Mathematics)や工学部(Department of Biochemistry, Chemistry, and Physics)のほか、海岸平原科学研究所(the Institute for Coastal Plain Science)、水と健康の研究所(the Institute for Water and Health)といった専門の研究拠点に最先端の計測機器が提供され、主に環境科学、生命科学、材料科学、水質に関する研究の支援が行われます。また、機器提供などの現物支援や、複数年にわたる保守サービス計画、ならびに専門的な研修および情報交換を提供していきます。今回の協定による研究基盤の強化や最先端の研究交流の促進は、カーネギー高等教育機関分類におけるR1認定取得に向けた取り組みを後押しすることも期待されています。
パートナーシップ協定の締結後、当社製品が設置されているラボの見学ツアーも実施され、参加者は大学担当者の説明に熱心に耳を傾けていました。


ツアーの様子
同大学の研究・経済開発担当副学長のコメント
David C. Weindorf博士
今回の提携協定により、本学の教員と学生は世界水準の技術に触れ、質の高い研修を受ける機会を得ることができます。これにより、さまざまな分野でのイノベーションと発見がさらに促進されることを期待しています。教育分野や研究支援に対する島津製作所の取り組みは、科学分野の未来を担う人材の育成に貢献するとともに、科学分野における喫緊の課題解決にも大きく寄与していくでしょう。

SSI社長 Patrick G. Fromalのコメント
ジョージアサザン大学は、応用研究において目覚ましい成果を上げており、次世代のリーダーを育成する取り組みも高く評価されています。私たちは、同大学のビジョンを支援し、科学と学術の発展に向けた歩みをともに進められることを誇りに思います。当社の技術と、同大学の教員の専門性、そして学生たちの熱意を掛け合わせることで、人々の生活の質の向上につながる革新的な発見の土台を築いてまいります。

今後は、オープンハウスイベントや科学セミナーなどに共同スポンサーとして参加していくほか、法科学シンポジウムといった国際的なイベントにも共同で参画していきます。SSIと島津製作所は、今後も世界中の研究者や顧客のニーズに応え、最先端の研究を支援していくため、製品の開発や学術支援を続けていきます。

