ニュース画像:キハ261系 2026年06月20日撮影 - 「100円稼ぐのに98円、JR北海道 札幌圏が初の通年黒字に 線区別の収支公表」

キハ261系 2026年06月20日撮影

©レイルラボ 新函さん

JR北海道は2025年度の線区別収支を公表しました。全線区の営業損失は前年度より20億4,400万円縮小した一方、多くの地方線区では利用者減少が続き、厳しい経営状況も浮き彫りとなっています。

このうち、札幌~岩見沢、小樽~札幌、白石~苫小牧、桑園~北海道医療大学を含む札幌圏は、営業利益9億7,300万円を計上。線区別収支の公表を始めた2014年度以降で初めて、通年で黒字となりました。100円の営業収益を得るために必要な費用を示す「営業係数」も98円となり、唯一100円を下回りました。背景には、2025年4月の運賃改定に加え、新千歳空港や北海道ボールパークFビレッジへのアクセス需要の増加などを受け、千歳線を中心に利用が伸びたことがあります。

一方、地方線区では厳しい状況が続いています。営業係数が最も高かったのは室蘭線 沼ノ端~岩見沢間で、100円の営業収益を得るために1,156円の費用が必要でした。次いで、宗谷線 名寄~稚内間が898円、留萌線 深川~石狩沼田間が881円、根室線 滝川~富良野間が869円、根室線 釧路~根室間が847円となっています。

利用状況を示す輸送密度(1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)では、札幌圏が引き続き高い水準を維持した一方、多くの地方線区で前年を下回りました。全線区の平均輸送密度は4,826人で前年度から79人減少し、JR北海道は「利用数(輸送密度)は前年度を下回る線区が多い結果となった」としています。

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