大分県内で新型コロナの患者数が急増しています。子どもを中心に感染が広がっていて、県は「流行が始まった」として、感染対策の徹底を呼びかけています。
【写真を見る】新型コロナ 大分県で急増 子ども中心に感染拡大…学級閉鎖も 「普通の風邪と見分け難しい」予防の徹底呼びかけ
■感染拡大「このまま落ち着くのは考えにくい」
県によりますと、6月22日から28日までの1週間に報告された患者数は243人、1医療機関あたり4.19人で、前の週と比べ2倍以上増加しています。
保健所別では中部で9.25人、西部で8.2人、大分市で5.82人、北部で3.7人、いずれの地域も前の週から増えています。
県健康政策・感染症対策課 池辺淑子課長:
「過去は大人中心に流行する傾向が見られていましたが、今年は子ども中心という特徴になっています」
県内では6月に臼杵市の小学校で学級閉鎖が出るなど、小学生を中心に感染が広がっていて、県は「流行が始まった」と分析しています。
県健康政策・感染症対策課 池辺淑子課長:
「宮崎県や鹿児島県が、大分よりも先に流行が始まっていましたが、九州各県で増える傾向がグラフで出ているので、この状態を見ると、このまま大分が落ち着くのは考えにくい」
■「風邪と症状が一緒…見分ける困難」
大分市の「あんどう小児科」では、6月30日までの2日間で8人の感染が確認されおり、すでに前の週の1週間分の患者数を上回っています。
あんどう小児科 安藤昭和院長:
「ここ2、3週で明らかに増加傾向で、学童から幼稚園児、保育園児まで含めて割と広く陽性者が出ています。今のところ、比較的軽症で済むケースが多いです。普通の風邪とそんなに変わらない経過で終わっています」
あんどう小児科では、感染症の疑いがある患者について、部屋を分けるなどして対応しています。
新型コロナは、発熱やせき、のどの痛みなど風邪と似た症状が多く、重症化のおそれは低いとされているものの、高齢者や基礎疾患のある人は注意が必要です。
あんどう小児科 安藤昭和院長:
「普通の風邪と症状が一緒で見分けることが難しいので、接触歴が明らかな場合は、早めに新型コロナを疑った方がいいと思います」
感染予防として県は、石けんを使った手洗いや、こまめな換気など基本的な対策を徹底するよう呼びかけています。
大分放送
