静岡県は6月26日、茶の品質や収量に重大な影響を及ぼす害虫「クワシロカイガラムシ」の発生に関する注意報を発表しました。注意報の発表は、19年ぶりです。
【写真を見る】茶の天敵「クワシロカイガラムシ」19年ぶりの注意報発表 静岡県内全域で発生予想 生産者に徹底防除を呼びかけ=静岡県
県が6月上・中旬、県内の茶畑などを調査したところ、害虫が寄生している株の割合を示す「平均寄生株率」は県全体で19.8%に達し、平年の8.2%に比べて2倍以上の高い値となりました。
また、発生が確認された面積の割合を示す「平均発生面積率」も56.8%と、平年の33%を大きく上回っています。
この結果を受け、県は「病害虫発生予察注意報」を発表し、県内全域を対象に発生程度「多」として、生産者への注意を呼びかけています。
■■クワシロカイガラムシが多発すると…?
クワシロカイガラムシは多発すると茶の新芽が伸びなくなり、茶の品質や収量を大きく低下させる性質があります。県によりますと、次世代の幼虫が発生し、防除の適期となるのは7月上・中旬と見込まれています。
気象データを用いた予測では、今後の気温が平年並みで推移した場合、県内における具体的な防除適期は7月3日から18日になる見通しです。
今後の気温が平年より高く推移した場合、防除の適期が早まる可能性があるため、今後の気象情報にも注意が必要です。県は生産者に対し、適期に徹底した防除を行ってほしいと呼びかけています。
静岡放送
