真庭・池田商店 飲食店にコーナー新設 時計修理で就労支援 鳥取・倉吉の老舗店と協業

「まるかいてちょん」内に設けた時計修理コーナーと長綱さん

 真庭市内で福祉事業を手がける池田商店は、同市久世に構える飲食店「まるかいてちょん」内に時計修理コーナーを新設した。鳥取県倉吉市にある老舗時計店と協業した取り組みで、時計店の職人の技術指導を通じて福祉施設利用者の就労支援にもつなげる。

 同社は「福祉が町を面白く」をモットーに、福祉事業所の運営をはじめ、リサイクルや飲食事業を展開し、障害者の就労の場づくりに取り組んでいる。こうした方針に関心を寄せたのが、倉吉で1945年に創業し祖父の代から続く「水田時計店」を引き継いだTOSU(トス)の松林安美代表(31)。今回の協業を機に店名を「トキツナギ時計店」に変え、池田商店が設けた店舗を「真庭店」として6月1日に営業を始めた。

 真庭店では当面、持ち込まれた時計の修理受け付け業務が主となる。修理は倉吉の本店で行うが、職人が真庭市を訪れて池田商店運営の就労継続支援B型事業所・ジーニー(真庭市目木)の利用者に電池交換のやり方などを指導し、技術を習得できれば真庭でも一部作業を行う。

 協業では、池田商店のリサイクルショップの製品回収部門をTOSUが倉吉で担うことも決まった。池田商店の長綱かほり代表(46)は「地域を越えたつながりを大切に新たなことに挑戦したい。利用者の手に職がつくことで働く選択肢を増やしていければ」と話す。

 営業時間は飲食店と同じ平日午前11時半〜午後2時。問い合わせは同商店(0867ー45ー0433)。(小谷章浩)

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