中国の自動車大手、上海汽車集団は5月28日、1億台目となる車両の納車を完了し、中国の70年余りに及ぶ自動車産業の歴史において、初めて累計生産・販売台数が1億台を突破した自動車メーカーとなった。これまでの1億台級の自動車メーカーは米国と日本、ドイツ、韓国などの企業に限られていた。
1956年7月13日、新中国初の国産車が組立工程からラインオフし、自動車を製造できなかった時代に終止符が打たれた。1台目から初の「1億台級メーカー」への発展は、「メイド・イン・チャイナ(中国製造)」に新たな一里塚を築いた。
上海汽車集団はこの十数年で、新エネルギー車(NEV)やインテリジェントコネクテッドカー(ICV)など中核技術分野の研究開発に1500億元(約3兆6000億円)以上を投じ、累計で約2万6000件の有効な専利(特許、意匠権、実用新案)を取得した。新エネ車は同社の発展の重要な原動力となり、新車販売に占める割合は2014年の0・1%未満から25年には3分の1以上へと拡大した。
中国、新エネ車比率が初の6割超 主因は「EV増」でなく「ガソリン車減」
海外納車台数は累計700万台を超え、製品とサービスは世界170以上の国・地域に広がっている。海外で100カ所以上の部品生産拠点、3000店以上のディーラーネットワークを形成し、ロンドンなどに研究開発イノベーションセンターを3カ所、タイ、インドネシア、インド、パキスタンに生産・製造センターを4カ所構えている。
アウディ×上海汽車、上海にR&Dセンター設立 中国向け4モデルを共同開発
自動車業界団体、中国汽車流通協会乗用車市場情報連合分会の崔東樹秘書長は「中国は正式に世界自動車産業の先頭グループに入った」と語り、1億台はゴールではなく、中国自動車産業が輝き続けるための「踏切板」だと強調した。【新華社上海】
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