第75回全日本大学野球選手権・第2日1回戦   周南公立大11―1奈良学園大 ( 2026年6月9日    神宮 )

全日本大学野球選手権<周南公立大・奈良学園大>4回、追加点が入りバンザイして喜ぶ松村邦洋(撮影・五島 佑一郎)  
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 周南公立大が11―1で5回コールド勝ちし、初戦を突破した。前身の徳山大が22年4月に公立化した後、初となる選手権白星に、試合終了後にはナインが笑顔でスタンド席の声援に応えた。その中には山口県出身のタレント松村邦洋氏(58)の姿も。中村光宏監督は「彼らは一生懸命頑張ってきた。しっかり伝統を継承している」と選手らを称えた。

 先発の右腕・早川彰太郎投手(4年)は5回を投げ切り、安打は4回に浴びた本塁打の1本のみで1失点。打線も野手全員が出塁するなど、12安打11打点の猛攻で早川を援護した。周南公立大は、前身の徳山大を22年4月に公立化し開校した学校。公立化に伴い、学生寮が閉寮するなど、運営方法は変えざるを得なかったが、部員の熱心な姿勢は変わらなかった。指揮官も「彼らは本当によく練習するんです」と頷いた。

 スタンドから声援を送った松村邦洋氏は、山口のふるさと大使を務めており、実家の近くにある周南公立大を徳山大時代から応援してきた。8年前、徳山大の選手権出場時にも応援に駆けつけ、今回も「全国の舞台でよく頑張っている」と温かい目で選手らを見守る。松村氏といえば、誰もしてこなかったニッチなモノマネ。エールを受ける周南公立大の選手らも“モノマネ”の目の付け所がひと味違った。先発早川は社会人野球のNTT西日本・浜崎浩大投手を参考に、剛速球はなくとも抑えられる投球術を身につけた。また、この試合2打数2安打4打点の原健太内野手(2年)は、チームメートの岩崎詩右内野手(4年)を参考に、打線をけん引できる打者を目指す。

 中村監督は松村氏に「大会前にはお花を贈ってくださった。応援がありがたい」と感謝した。次戦は10日に行われる日体大との2回戦。周南公立大は応援団に囲まれ、新たな歴史を紡いでいく。

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