保育の“見えない専門性”を言葉にする全国大会が、長野から始まります。
フォーラムをカタチづくる学生実行委員
音楽にコンテストがあり、アートに表現の舞台があるように。
保育にも、自分の実践を言葉にし、互いに学び合い、磨き合う場が必要なのでは——。
そんな想いから生まれたのが、「HOIKU CREATIVE BATTLE 2026」(以下、HCB)です。
HCBは、若い保育者が、子どもと向き合う中で生まれる判断や迷い、関わりの工夫を、自分の言葉で社会に届ける全国大会です。
保育みらいフォーラム実行委員会(partnership lead 関 ひなた・ Operation Lead 前阪 美都)は、2026年9月5日(土)・6日(日)の2日間、長野県立大学 三輪キャンパスにて「保育みらいフォーラム2026」を開催します。あわせて、メインプログラムであるHCBの参加者募集を、2026年6月1日より全国規模で開始します。
■ 大会の背景:日本の保育が抱える”見えない仕事”を社会に可視化する
保育という仕事は、子どもの泣いた理由を考えること、友だちとの関わりを見守ること、言葉にならない気持ちを受け止めること——
その日々の判断と工夫の積み重ねによって成り立っています。
しかし、そうした専門的な判断は日常の中に埋もれ、社会から見えにくいままになってきました。
HCBは、若手保育者・保育学生が自らの保育を「自分の言葉」で語ることで、保育の専門性と多様な価値を社会に可視化する全国大会です。
本大会では、全国から高校生審査委員30〜50名も参加し、「この人みたいになりたい」というロールモデル視点で発表者を見つめます。次世代が保育の仕事に出会い、進路を考える機会にもつなげていきます。
またHCBは、若い技能者が日頃の技術を磨き、社会に示す「技能五輪」からも着想を得ています。保育者の判断、まなざし、子どもへの関わりといった“見えにくい専門性”を、若い保育者自身の言葉で社会に届けます。
■ 学生が立ち上げる全国大会:長野の学生実行委員会が運営の中核



本フォーラムの大きな特徴は、運営の中核を学生が担っている点です。
長野県立大学の学生を中心とした実行委員会が、企画段階から、パートナー園との連携、参加者募集、当日運営に至るまで、主体的に動かしてきました。「自分たちが大好きな長野から、日本に向けて発信していくモデルをつくりたい」——その想いが、本大会の原点になっています。
また、一般社団法人信州子育てみらいネットの現場保育士も、DAY1の運営協力者として参画。学生・現場・地域が一体となって、若い保育者の挑戦を支える体制を整えています。
■ 大会概要:「実践」と「言葉」をつなぐ2日間
HCBは、実践と言葉という2つの軸で構成された2日間のプログラムです。
【DAY1(2026年9月5日/土)】
長野県立大学のプレイルームにて、みらいくの保育士が準備する親子縁日広場を開催します。HCB出場者は、保育士の見守りのもと、0〜5歳の子どもたちと関わります。
同会場では、保育の見えにくい価値を展示と体験で伝える「むすんでひらいて保育展」も同時開催します。夜は、HCB出場者と高校生審査委員が食事をともにしながら、当日の実践を振り返る交流会を行います。
【DAY2(2026年9月6日/日)】
長野県立大学講堂にて、本大会を開催します。DAY1の実践と関わりを踏まえた4名のファイナリストが、ステージ上で自らの保育を語ります。当日提示される保育映像やエピソードも、発表のヒントとして活用します。
■ 評価の4つの視点と4つの賞:序列ではなく、複数の価値軸で発見する設計
HCBは、序列を競う大会ではありません。すべての発表に学びがあるという前提のもと、複数の価値軸ですべての発表者を見つめます。評価の視点は以下の4つです。
(1)応答の瞬間:子どもの声にどう返したか
(2)安心の設計:「ここに居ていい」と感じられる関わり
(3)判断のプロセス:見守るか介入するかの迷い
(4)環境の積み重ね:毎日の小さな配慮の連続
そして表彰される4つの賞は、それぞれ異なる価値軸を可視化するために設けられています。
【HOIKU CREATIVE 大賞】審査委員選定
【上原りさ賞(特別審査委員賞)】上原りさ氏が「最も心に届いた発表者」に贈呈
【ロールモデル賞】高校生審査委員が「この人みたいになりたい」と感じた発表者を選定
【あなたに届いたで賞】観客投票による選定
DAY1に参加してくださった全員には「HOIKU CREATIVE チャレンジャー証」と、株式会社サクラクレパス様ご提供の「子どもと表現をつなぐクリエイティブセット」を参加記念品として、ステージ上で授与します。
■ 多様な視点で若手保育者を見つめる審査委員・司会陣

審査委員長には、保育研究の第一線で活躍する太田光洋氏(長野県立大学 健康発達学部こども学科 教授)。
審査委員には、保育・幼児教育分野で多くの書籍・教材を手がける株式会社チャイルド社代表取締役社長の柴田洋平氏。
特別審査委員には、元NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」「パント!」のおねえさんとして子どもたちに親しまれた上原りさ氏。
そして、司会には、吉本興業所属のお笑い芸人として全国的に人気の「おばたのお兄さん」を迎えます。
さらに、全国公募により30〜50名の高校生審査委員も参加。世代を超えた多様な視点で、若手保育者の発表に向き合います。
■ 高校生審査委員も全国公募:保育の道を「迷ってもいい」と思える場へ
HCBでは、本大会で「ロールモデルを発見する」役割を担う高校生審査委員も、全国の高校1年〜3年生から30〜50名を公募します。
高校生審査委員は、点数をつける役割ではありません。「この人みたいになりたい」と感じるロールモデルを、自分自身の視点で発見していただく役割です。
「保育の仕事に興味がある」「子どもが好き」「進路をまだ迷っている」「『人を見る』のが好き」——どれかひとつでも当てはまる高校生は、ぜひエントリーをご検討ください。保育の道に進むかどうかは関係ありません。進路を迷っている高校生にとっても、保育の現場の奥深さに出会う絶好の機会となります。
■ 学生実行委員会からのメッセージ
「保育という仕事は、ただ子どもと遊んでいる仕事ではありません。
泣いた理由を考えること、友だちとの関わりを見守ること、言葉にならない気持ちを受け止めること——その日々の判断と工夫の積み重ねが、保育という専門性をかたちづくっています。
けれど、その判断のプロセスは、毎日の仕事のなかに埋もれ、社会から見えにくいままになってきました。HOIKU CREATIVE BATTLE 2026は、この『見えない仕事』を、若手保育者自身の言葉で『見える言葉』に翻訳していく場です。
うまく語れなくても大丈夫です。応募から本大会まで、私たち学生実行委員会と地元のパートナー園が、丁寧にサポートします。」(保育みらいフォーラム実行委員会 学生実行委員会)
◆ イベント概要
名称 :HOIKU CREATIVE BATTLE 2026 / 保育みらいフォーラム2026
開催日: DAY1:2026年9月5日(土)/DAY2:2026年9月6日(日)
会場: 長野県立大学 三輪キャンパス(プレイルーム/講堂) 〒380-8525 長野県長野市三輪8-49-7
入場料: 無料(飲食販売等は一部実費の予定)
主催: 保育みらいフォーラム実行委員会
事務局: 一般社団法人信州子育てみらいネット
共催: 子育てWEBメディア「子育てポケット」
メディアパートナー: NBS長野放送
後援: 長野県教育委員会/長野市/長野市教育委員会/長野県立大学
後援申請中: こども家庭庁
◆ HCB出場者 募集要項
募集期間: 2026年6月1日〜2026年8月16日(日)
参加資格: 23歳未満の保育学生・若手保育士
参加費: 無料(県外参加者:交通費・宿泊費を上限15,000円まで補助)
応募方法: 公式サイトより申込書をダウンロードし、メールにて提出
公式Instagram @hoiku_miraiforum
◆ 主催団体概要
名称 保育みらいフォーラム実行委員会(事務局:一般社団法人信州子育てみらいネット)
代表 山岸 裕始(一般社団法人信州子育てみらいネット 代表理事)
所在地 〒380-0812 長野県長野市早苗町41-3
事業内容 長野県内における複数の保育施設「みらいく」の運営、保育みらいフォーラムの企画・運営、保育専門人材の育成・支援
公式HP https://pocket.chiikihoiku.net/hmf
