公開日時 2026年05月25日 18:10更新日時 2026年05月25日 22:41

沖縄で結核集団感染6年ぶり確認 通所介護施設で27人感染、発病5人 県は「過去の病気ではない」と注意呼びかけ
沖縄県庁(資料写真)

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長嶺晃太朗

 県は25日、南部保健所管内の通所介護施設を中心に結核の集団感染が発生したと発表した。県内で結核の集団感染が確認されたのは2019年以来、6年ぶり。最新の確認で発病者は5人、感染者27人。

 県は2週間以上、咳(せき)や痰(たん)が続くなど結核が疑われる症状がある場合は連絡の上、医療機関を受診するよう呼びかけている。施設名は公表していない。

 県地域保健課によると昨年6月、施設を利用していた90代の利用者が結核と診断されたことを受け、保健所が調査を開始。昨年8月から今年5月までに施設関係者など計174人に接触者健診を実施したところ、施設利用者1人、系列の施設利用者2人、発病者の家族1人の計4人の発病が確認された。

 いずれも入院または通院で治療を終えたか、治療を受けている。重症者は確認されていない。県はこれ以上の感染拡大の可能性は低いとみている。

 感染拡大の要因として、県は最初の患者が施設内で長時間、職員や利用者と同じ空間にいたこと、系列施設間で職員の応援勤務があり、接触機会が広がったことを挙げている。

 2019年は宮古保健所管内の福祉施設で発病者33人が確認され、2人が亡くなった。県は「結核は過去の病気ではない」と警鐘を鳴らしている。

 結核は結核菌による空気感染で広がる。初期症状は風邪に似ており、咳や痰、微熱、身体のだるさなどが続く場合がある。乳幼児が感染すると重症化のリスクもあるとして、県は予防のため、生後1歳までにBCG接種を受けるよう呼びかけている。

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