■ポテトチップスもパスタもケチャップも…原料高騰で消える「商品の色」

【写真を見る】戦時下で変化するタバコの箱 塗料節約で…

これは1936年に発売されたタバコの箱。太陽が金色に描かれていましたが、日中戦争が始まると、金属を使った塗料の節約のため、黄色に変化。

さらに太平洋戦争末期には、ベースの色もなくして、オレンジ単色に。物資不足を受け、インクの使用を控えたのです。

中東戦争に端を発した“オイルショック”では、トイレットペーパーの争奪戦が起きるなかで、印刷用の紙も不足。週刊少年ジャンプのページは50ページほど減りました。

そして今回のイラン攻撃で、ポテトチップスの袋が白黒になるのです。そこには「石油原料節約」の文字が。

――スーパーでこれ並んでたら?
「ちょっとびっくりします」

――買う気は?
「逆に興味があるかも」

さらに、ケチャップの袋からはトマトのイラストが減らされ、パスタの麺を束ねるテープに記されていた、ゆで時間の表示もなくなることに。供給不安を受け、インクを節約するための措置です。

石油由来の原料「ナフサ」から作られるインク。原料の高騰を受け、メーカー各社も3割以上の値上げを発表しています。

■「確保している」はずなのに…政府答弁と乖離するインク不足の実態

すでに、印刷ができなくなった現場も。

株式会社コンフォート 山添利也 代表
「『新商品ができるので袋を作りたいんです』って話をしたときに、新規の注文が受けられないと話になった」

和歌山の食材などをプロデュースする会社。商品の魅力を伝えるパッケージにこだわってきました。

今回は、紀州南高梅を使った「おかき」を開発。ところが、3月下旬に新たなパッケージを発注すると、取引先からナフサ不足を理由に断られたのです。苦渋の決断の末…

株式会社コンフォート 山添利也 代表
「(食品メーカーが)試作品を入れて送ってくれた袋で販売にチャレンジすることになった」

Share.