2026年5月12日 18:19

福島県の高速道路で発生したバス事故を受けて、山形県は12日までに県内の私立高校に対し、部活動の遠征に関する調査を始めました。一方、公立高校については今後、国の動向も踏まえ検討することにしています。
この事故は5月6日、福島県の磐越自動車道で、新潟県・北越高校の男子ソフトテニス部が遠征に向かっている途中、乗っていたマイクロバスがガードレールに衝突し、男子生徒1人が死亡し、生徒など20人がけがをしました。
事故をめぐっては、その後、使用されたバスがレンタカーだったことが判明したほか、バスや運転手を手配した経緯や金銭の受け取りなど、バス会社と高校で主張が食い違っています。
こうした中、文部科学省の松本洋平大臣は12日、学校外での安全管理について、対策を検討するよう省内に指示する考えを示しました。
松本洋平文部科学大臣「報告を聞きながら必要な対策を考えていきたい」
一方、県は12日までに、県内に15ある全ての私立高校に対し、部活動の遠征に関する調査を始めました。調査内容は4月29日から5月6日までのゴールデンウイーク期間中、県内外への部活動の遠征があったかどうか。また、遠征があった場合、現地までの移動手段について回答を求めるものです。
すでに、県に報告した置賜地方のある私立高校はYBCの取材に対し、「ことしのゴールデンウイーク中に、学校所有のバスを使って部活動の遠征を実施した」と話します。遠征の際は中型自動車免許を持つ顧問や保護者がバスを運転していて、「過去に、レンタカーを借りた例はない」と説明します。
県は2011年、県立高校教員による引率業務についてガイドラインを定めています。ガイドラインでは県立高校の生徒の学校外活動については公共交通機関の利用を原則とし、校長が認めた場合に限り、教員の運転する車での移動が認められるほか、安全運転講習の受講も条件となっています。
公立高校に対する調査について県教育委員会の担当者は、「現時点で調査の予定はないが国の動向も踏まえて判断する」と話しています。
最終更新日:2026年5月12日 20:47
