
Ichigo Biyori 〜 倉敷の田園風景のなかで見つけた、何度でも訪れたくなるイチゴが主役のカフェ
お気に入りのカフェと聞いて、思い浮かぶ場所はありますか?
倉敷市新田ののどかな景色のなかに佇む「Ichigo Biyori(いちごびより)」は、思わず誰かに教えたくなるようなかわいらしいカフェです。
ここで楽しめるのは、隣接するイチゴハウスでていねいに育てられた完熟イチゴを使ったスイーツや、パティシエのなおみさんが手がけるやさしい味わいのお菓子です。
ゆっくりとした時間が流れる、「Ichigo Biyori」の魅力を紹介します。
Ichigo Biyoriはどのような場所?
Ichigo Biyoriの入口
「Ichigo Biyori」は、社会福祉法人倉敷夢工房(以下、「倉敷夢工房」と記載)が運営するカフェで、2024年9月にオープンしました。
倉敷夢工房は就労継続支援B型事業所として、事業所の利用者さんがパティシエと一緒に、それぞれの得意を生かしながら働いています。
就労継続支援B型事業所
一般企業で働くことが難しい障がいのあるかたに対して、雇用契約を結ばずに働く機会や生産活動の場を提供し、知識や能力の向上を支援する福祉サービスです。
同じ敷地内には、レストラン「チャレンジド」やイチゴハウスも併設されています。「Ichigo Biyori」で使われているイチゴは、そのハウスで育てられたもの。時季によっては、収穫したイチゴの直売やイチゴ狩りも楽しめるそうです。
また駐車場も広めなので、車でも気軽に立ち寄りやすいのも魅力の一つです。
直売のイチゴ(写真提供:Ichigo Biyori)
家族でもゆったり過ごせる空間
店内に入ると、やわらかな日差しが差し込み、窓の外の景色も心地良く感じられる素敵な空間が広がっていました。
店内のようす
ところどころにかわいらしい小物が飾られていて、店内の雰囲気をよりやさしく演出しています。
イチゴも飾りに
また、ベビーカーや車いすでも利用しやすいよう、家族連れでもゆったり座れる広さがあるのもうれしいポイントです。

先に注文と会計を済ませるスタイルなので、そのあとは席で落ち着いて過ごせます。

のどかな景色を眺めながら、スイーツを待つ時間も心地良く感じられました。
イチゴを楽しめるメニューを紹介
「Ichigo Biyori」では、完熟イチゴのおいしさを生かしたスイーツが楽しめます。そのなかから特に印象に残ったメニューを紹介します。
看板メニューは「いちご農園の完熟いちごパフェ」
「Ichigo Biyori」に来たら、まず味わってほしいのがいちご農園の完熟いちごパフェです。
いちご農園の完熟いちごパフェ
運ばれてきた瞬間、思わず「わぁ」と声が出そうになるほど、イチゴがたっぷり。雪崩が起きそうなほど、ぜいたくに盛られていて、「これ、食べきれるかな」と思うほどのボリュームです。
たっぷり添えられたイチゴ
けれどひと口食べると、その心配はすぐに消えてしまいました。
イチゴの甘酸っぱさに、生クリームのやさしい甘み。バニラやピスタチオのアイスのコク。さらにサクサク、ほろほろのクッキーの食感。特別なイチゴのシフォンケーキにベリーの果実ジュレなど、イチゴ以外のスイーツが盛りだくさんで最後まで飽きずに楽しめます。
見た目の華やかさだけでなく、食べ進めるたびに違うおいしさに出会える、満足感たっぷりのパフェです。
ごろごろ苺パフェ
こちらはイチゴがたっぷり詰まったパフェ。
イチゴそのものの魅力を楽しみたいかたにおすすめです。
ごろごろ苺のパフェ
併設のイチゴハウスでは、「あきひめ」・「かおり野」・「紅ほっぺ」を栽培していて、朝や夕方にその日いちばんおいしい状態を見極めて収穫しているそうです。
追熟しない果物だからこそ、収穫のタイミングも大切です。
イチゴハウスも案内していただきましたが、甘いイチゴを育てるための工夫がたくさんあることを知りました。
パティシエこだわりのスイーツ
「Ichigo Biyori」では、パフェだけでなくケーキも人気です。
バスクチーズケーキ
スイーツを手がけているのは、パティシエのなおみさん。
以前は「アトリエナオミ」という工房を構えていたこともあり、その確かな技術と経験が、「Ichigo Biyori」のスイーツにも生かされています。
実は筆者も、以前からなおみさんの作るお菓子のファンの一人です。
「Ichigo Biyori」であらためて食べてみても、そのおいしさはやはり格別でした。
摘み立ていちごのタルトと甘酒入りHOT苺ミルク
今の時季はケーキが3種類あり、どれを選ぶか悩む時間も楽しみの一つです。
バスクチーズケーキやイチゴのタルトなど、なおみさんのきめ細やかなお菓子づくりが感じられるメニューがそろっています。
ドリンクメニューも充実
ドリンクメニューも豊富で、イチゴを使ったものから定番のコーヒーまで幅広く用意されています。
Ichigo Biyoriのメニュー
いちごソーダやいちごミルク、いちごクリームソーダ、いちごハニージンジャーエールなど、イチゴのおいしさをいろいろな形で楽しめるのもうれしいポイントです。
いちごミルク
ホットドリンク好きの筆者には、冬限定メニューも気になる存在でした。
冬限定 いちご HOT DRINK
苺HOTチョコレートは甘くて満足感があり、甘酒入りHOT苺ミルクもやさしいおいしさです。スイーツだけでなく、こうした手の込んだドリンクが味わえるのも、このお店ならではでしょう。
苺HOTチョコレート
テイクアウトできるメニューもあるので、その日の気分に合わせて楽しめるのも良いですね。さらに、夏には削りイチゴも登場するそうで、イチゴの旬の季節以外にも訪れてみたくなります。
夏になったら登場する削りいちごアイストッピング 写真提供:Ichigo Biyori
おいしいイチゴを届けるため、栽培について熱心に学びながら日々イチゴづくりに力を注いでいる、倉敷夢工房の理事長・三村英世(みむら ひでよ)さんに話を聞きました。
