
大阪・西成区にマリオット系ホテル、2棟同時オープン “労働者の街”から“観光の拠点”へ「ローカル感やディープな場所をみなさん求めている」
世界4大ホテルチェーンの1つ、マリオット・インターナショナルが手がける新しいホテルが7日、大阪メトロ四つ橋線・花園町駅前とJR新今宮駅周辺にオープンしました。マリオットが展開する中間クラスのホテルとしては、アジア初進出となります。
花園町駅前にオープンした「シティエクスプレスbyマリオット大阪難波南」の内装はー
記者リポート
「広いですね。およそ21平米のクイーンの部屋なんですが、かなりの広さを感じます」
「窓の外の景色がいいですよ。通天閣も見えますし、東に目を向けると、あべのハルカスも見えております」
コンセプトは「“ビジュ”ネスホテル」。「ビジネス」と「ビジュアル」を合わせた造語で、ビジネスホテルの機能性とSNS映えするデザイン性を兼ね備えたホテルとなっています。
ロビーや部屋には、西成を象徴するアートや写真を展示し、“まちとつながる宿泊体験”を目指しています。
マリオット・インターナショナル 田中雄司さん
「東京にはない魅力。西成区みたいなローカル感やディープな場所、いまだに古い商店街が残っていたり、体験型のものをみなさん求めている傾向にあるので、大阪は魅力的な街と考えています」
新今宮駅周辺では、2022年に星野リゾートが手がける「OMO7大阪」が開業。国内外からの観光客の姿が多く見られるようになりました。
西成区はもともと、日雇い労働者のための安価な宿泊所が多くありましたが、近年、観光客向けの宿泊施設が増加しています。心斎橋やなんばなどのエリアよりも比較的土地代が安く、交通の利便性も良いため、新しい宿泊施設が続々とオープンしています。
観光客に人気の新世界では、ホテル以外にも新たなスポットが次々とできています。
射的や手裏剣投げができる娯楽遊戯場や、お笑い寄席などの小劇場、さらには「相撲横丁」という体験型エンタメ施設もオープンしています。
勢いの背景には、西成の街の魅力と交通の利便性があります。
新たに開業した2つのホテルを運営する「パシフィカグループ」のセス・サルキン代表は「関空を使うインバウンド客が多く、交通の便が抜群にいい。外国人にとって西成のカルチャーはすごく面白い」と評価します。
“労働者の街”から“観光の拠点”へ。西成の変化に地元の人はー
西成区在住の20代女性
「最近は海外の人や民泊も増えているので、夜も人が多くて明るい。栄えていると思います。友達も『美味しい飲食店がいっぱいあるし、一回行ってみたい』とみんな言ってくれている」
西成区在住の70代女性
「民泊も増えていますし、夜歩くのはちょっと怖いです。外国人の若い方ばかりなんですけど、集団で歩いていると怖いですね。治安という面ではちょっと不安なところが増えました」
(「newsおかえり」2026年5月7日放送分より)
