環境先進国であるニュージーランド(以下、NZ)では、私たちが当たり前だと思っている使い捨ての発泡スチロール箱は店頭からほぼ姿を消しています。

こんにちは!リコです。

先日、現地の釣具店とスーパーを5軒ハシゴしたのですが、どこにもあの白い箱が売っておらず、最終的に現地の方に笑われてしまいました。

「そんなゴミになるものを探しているのかい?ここには一生モノの相棒(クーラーボックス)しかないよ」

という言葉に、ハッとさせられたんです。

釣りをはじめたばかりの方が堤防で直面する「釣った魚、持ち帰りどうする問題」。

実は、日本の当たり前は世界の非常識になりつつあるのかもしれません。

今回は、NZの厳しい規制のリアルと、私たちが明日から堤防で実践できるスマートな持ち帰り術について深く掘り下げていきます。

法律で禁止?NZの発泡スチロール事情の裏側

ニュージーランドでは、使い捨てプラスチック製品の削減が段階的に進められています。

2022年10月からは、一部の発泡スチロール製の食品・飲料容器やテイクアウト容器などが、販売・提供できなくなりました。

ただし、すべての発泡スチロールが禁止されているわけではありません。

魚介類や医薬品など、冷たい状態で運ぶ必要があるものの輸送用発泡スチロールは、代替が難しいため規制の対象外とされています。

とはいえ、NZの店頭では、使い捨ての箱よりも、何度も使えるクーラーバッグや保冷ボックスが目立ちました。

最初は「発泡スチロール箱がない!」と戸惑いましたが、釣った魚をどう持ち帰るかまで含めて釣り。

NZの売り場からは、便利さだけでなく、海に遊ばせてもらう人としての小さな責任も見えた気がしました。

日本でも変化が始まった!身近なスーパーの現状

実はこれ、遠い国だけの話ではありません。

日本でも、大手スーパーや釣具店で「無料の発泡スチロール箱が見つからない」という声が聞かれるようになっています。

環境負荷の低減やコスト削減のために、配布を取りやめる店が増えているんですよね。

釣りをはじめたばかりの方が、帰りにスーパーで箱を調達しようと考えて空振りに終わる。

そんな切ないシーンを、最近よく耳にします。

100円ショップの保冷バッグでしのいでいるけれど、夏場は氷がすぐに溶けて魚が傷まないか不安。そんな悩みは、日本の釣り場でも共通の課題になってきています。

あなたはどのタイプ?堤防釣りのあるあるシーン別悩み

釣りをはじめたばかりの方が、魚を持ち帰る時に感じるストレスは人それぞれですよね。

たとえば、次のようなシーンに心当たりはありませんか。

* ファミリーフィッシング派

子供と一緒にサビキ釣りを楽しむけれど、車内が生臭くなるのが何より怖かったりしますよね。でも、高くて嵩張るクーラーボックスをいきなり買うのは勇気がいります。

* 電車や公共交通機関派

なるべく荷物を軽くしたい。でも、魚のトゲや発泡スチロールの破片でバッグが傷つくのが心配。周囲へのニオイも気になって、釣るのをためらってしまうことも。

* マイボートや本格派

大量に釣れた時のために大きな箱が欲しいけれど、家での置き場所に困る。結局、安い使い捨てに頼ってしまうけれど、強度が不安で水漏れが心配。

* 予算重視の節約派

100円ショップの保冷バッグを愛用中。でも、本当にこれで鮮度が守れるのか、科学的な裏付けが欲しかったりしませんか。

NZの釣り場では、こうした悩みを「一つの良い道具を長く使う」ことで解決していました。

予算とスタイルで選ぶ!賢い持ち帰り解決策

NZのスタイルを参考に、自分に合った持ち帰り方を見つけてみましょう。

* 低予算で抑えたい場合

100円ショップの保冷バッグでも、厚手のものを選び、氷や冷凍ペットボトルを工夫して組み合わせれば、十分に実用的です。ポイントは「隙間を作らないこと」。

冷気は逃げやすいので、新聞紙などで隙間を埋めるのがコツです。

* 車移動のファミリー層

高密度の断熱材が入ったソフトクーラーがおすすめです。保冷力が高いのはもちろん、使わない時は折りたたんで収納できるため、自宅での置き場所にも困りません。

* 一生続けたい本格派

真空断熱パネルを採用したハードクーラーを検討してみてください。初期投資はかかりますが、氷が数日間溶けないほどの圧倒的な保冷力があり、最強の鮮度保持が可能です。

釣りをはじめたばかりの方こそ、最初の一歩として「折りたたみ式の少し良い保冷バッグ」を一つ持っておくのが一番の近道かもしれませんね。

今すぐできる!スマートな釣りのための3つの準備

次の休日に釣りへ行く前に、これだけは準備しておきましょう。科学的な裏付けもある、環境にも魚にも優しい工夫です。

「マイボトル氷」を自作する
空いたペットボトルに水を入れて凍らせるだけ。これを数本保冷バッグに入れるだけで、夏場でも8時間から12時間ほど魚の鮮度を保てることがわかっています。「塩水氷」で冷却力を30パーセントアップ
バケツに海水を汲み、持参した氷を入れます。この塩水氷(キンキンに冷えた海水)は、通常の氷水よりも保冷力が約30パーセントから40パーセント高いといわれています。釣った直後の魚をチャポンと入れるだけで、一気に芯まで冷やせます。新聞紙を1日分だけ持っていく
魚を直接氷に触れさせると、氷焼けといって身が傷んでしまいます。濡らした新聞紙で包んでから保冷バッグに入れる。これだけで、持ち帰った後の刺身の味が驚くほど変わりますよ。

「え、これだけでいいの?」と思うかもしれませんが、これだけでゴミは劇的に減り、あなたの釣りの質は格段に上がります。

使い捨てに頼らない釣りは、意外とかっこいい

NZで体験した「発泡スチロール箱がない」という絶望は、実は「自然をリスペクトする」という新しい釣りの楽しさに気づかせてくれるきっかけでした。

私たちが堤防で糸を垂らす時、その足元にある海がずっと綺麗であり続けること。それは、ちょっとした持ち帰り方の工夫から始まるのかもしれません。

まずは、次の釣行で「今日は使い捨ての箱に頼らないぞ」と決めてみる。それだけで、あなたの釣りはもっとかっこよく、もっと豊かになるはずです。

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次回も、日常がちょっと豊かになる釣りのヒントをお届けしますので、お楽しみに!

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参照:外部リンク
New Zealand Ministry for the Environment
https://environment.govt.nz/publications/plastic-products-banned-from-october-2022/

Single-use and hard-to-recycle plastic bans
https://environment.govt.nz/what-you-can-do/campaigns/bans-on-single-use-and-hard-to-recycle-plastic-items/

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