ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.07 08:07

イスラエルが米国とイランの戦争終結交渉が終盤に差し掛かったという観測の中で、対応レベルを高めている。

6日(現地時間)、イスラエルの日刊紙イディオト・アハロノトやタイムズ・オブ・イスラエルなどによると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はこの日夕方、終戦交渉の動向を点検するために安全保障内閣を緊急招集した。

これに先立ち、ロイター通信は米国とイラン間の交渉の進展状況がイスラエルに事前に共有されなかったと報じた。

これに対し、イスラエル政界の関係者は「我々は米国の行動に驚いていない」と明らかにした。彼は、ネタニヤフ首相がドナルド・トランプ大統領と毎日のように電話で話をしており、首相室とホワイトハウスも緊密に疎通していると説明し、該当の報道を一蹴した。

この関係者はまた、「ネタニヤフ首相がイスラエル軍に対して、戦闘再開を含めて必要なすべてのシナリオに備えるよう指示した」と伝えた。

◇「了解覚書」草案に注目…核・ミサイル含まれる可能性

米国メディアのアクシオス(Axios)はこの日、米国とイランの終戦合意を盛り込んだ1ページ分量の了解覚書(MOU)について報じた。

イスラエル当局は、これを最終合意ではなく今後の交渉のたたき台となる原則的な枠組みと見ている。イスラエル消息筋によると、イランは60%の濃縮ウランを第三国に移転する案に同意しており、弾道ミサイルプログラムに関する内容も合意文に含まれる可能性がある。

ただし、イランが支援するレバノン武装組織ヒズボラやイエメンの反政府勢力フーシなど、いわゆる「抵抗の枢軸」武装勢力の問題を含めるかどうかはまだ不透明だという。

◇トランプ氏「イラン、核兵器を持てないだろう…彼らも同意した」

トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスの行事で記者団に対し、「イランは核兵器を持ってはならず、持つこともないだろう」とし、「彼らも他のさまざまな事項とともに、この点に同意した」と明らかにした。

トランプ大統領はこの日、PBSのインタビューで、合意案にイランの高濃縮ウランの蓄積分を米国に搬出することと、イランの地下核施設の稼働中断が含まれるだろうと述べた。

また、「イランとの合意が迫っているか」という質問に「そう考えている」とし、「合意に達する可能性が非常に大きいと思う」と答えた。訪中前に合意が成立する可能性についても「可能だ」とした。

トランプ大統領は「そろそろ我々は得るべきものを得なければならない」とし、「そうでなければ、はるかに強力な措置をとらなければならないだろう」と述べ、合意が物別れに終わった場合の対イラン軍事行動拡大の可能性を重ねて明らかにした。

◇米軍「封鎖を突破しようとしたイランのタンカーを不能化」

一方、対イラン軍事作戦を担当する米中央軍はこの日、イランのタンカー「ハスナ号」に対して発砲措置を実施し、船舶を不能状態にしたと発表した。

中央軍はX(旧ツイッター)を通じて、米東部時間基準でこの日午前9時ごろ、国際水域を通りオマーン湾のイランの港に向かっていたハスナ号に対し、「封鎖措置を執行した」と発表した。

また、「空のタンカー」状態だったハスナ号に数回警告放送をしたが、応答がなかったため、20ミリ機関砲を発射して舵を無力化したと説明した。ハスナ号はイラン産の石油を第三国に荷揚げした後、タンクを空にしたまま帰還する途中だったと見られる。

中央軍は「ハスナ号はもはやイランに向けて航海していない」とし、「イランの港に入ろうとしたり離れようとしたりする船舶を対象とした米国の封鎖は、引き続き全面的に実施中だ」と明らかにした。

米国は先月13日午前10時を期して、イランの港を行き来する船舶の移動を遮断する海上封鎖を開始した。これはイランのホルムズ海峡封鎖に対応した逆封鎖措置だ。

トランプ大統領の中国訪問を控えて米・イラン間の終戦合意が迫っているという観測が提起されているが、米国は最終合意がなされるまで経済的圧迫手段である海上封鎖を維持する方針だ。

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