画像=Vibranium Labs

米Vibranium Labsは5月7日、AIエージェント型のSRE障害対応プラットフォーム「Vibe AI」の韓国展開を本格化すると発表した。高稼働率と24時間の安定運用が求められるクラウドサービス事業者を軸に、ゲーム、動画配信、Eコマース分野へ展開する。

SREはGoogleが提唱したITインフラ運用の考え方である。Vibranium Labsは、PagerDutyなど既存のオンコールツールに代わる製品としてVibe AIを開発した。サーバー障害が発生した際、担当エンジニアの呼び出しから原因分析、対応方針の提示までをAIエージェントが一貫して担うとしている。

同社によると、Vibe AIは単なる復旧支援にとどまらない。過去の類似障害の履歴や当時の解決策に加え、現在の業務への影響も踏まえて、対応方針を提示できる点を特徴とする。

システムは、全エージェントを統括する中央オーケストレーション層を中核に構成し、13種類以上のAIエージェントが連携する。5万件超の実際のインシデントを学習しており、トリアージの精度は95%以上だとしている。

韓国市場では、まずクラウドサービス企業を主要顧客として開拓する方針だ。その後、ゲーム、動画・ストリーミング、Eコマースへと対象業種を広げる計画としている。

Vibranium Labsのイ・サンマン代表は、「技術は急速に進化してきた一方で、IT障害対応はいまなお人手への依存が大きい」とコメントした。そのうえで、「AIエージェントによって原因を迅速に把握し、オンコールとインシデント管理全体を高度化することで、エンジニアを反復作業から解放したい」と述べた。

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