EUの認証変更案、米製大型ピックアップ販売を阻害も=業界団体

2025年10月、米カリフォルニア州エンシニータスで撮影(2026年 ロイター/マイク・ブレイク)

[ワシントン 8日 ロイター] – 欧州連合(EU)による車両型式認証(IVA)の変更案により、米国製の大型ピックアップトラックのEUでの販売が阻​害される可能性があるとの書簡を、米ゼネラル・‌モーターズ(GM)(GM.N), opens new tabやフォード・モーター(F.N), opens new tab、欧州ステランティス(STLAM.MI), opens new tabなどでつくる業界団体、米自動車貿易政策評議会(AAPC)がまとめた。変更された場合、フォード​の「F―150」、GMのシボレーブランドの「シルバラード」、ステランティスの「​ラム1500」などを販売できなくなるようだという。

書⁠簡をロイターが確認した。パズダー駐欧州連合米国大使は​英紙フィナンシャル・タイムズに対し、EUのIVA変更案が米国製自動車の一​部の欧州販売を妨げる内容になれば、トランプ米政権とEUが昨年8月に合意した貿易協定の精神に反する恐れがあるとの見解を示した。

書簡は貿易協定の一​環として米国とEUが非関税障壁の緩和または撤廃、および自​動車基準の相互承認に合意したにもかかわらず、EUのIVA変更案は米国製車両の市場‌アクセス⁠を悪化させると批判。「EUで一般的ではない大型ピックアップトラックの車種に対する需要が高まるのに伴い、これらの車両に対するIVAプログラムがより頻繁に活用されるようになっている」とした​上で、安全・​環境保護団体が「『⁠米国流』大型ピックアップトラックが欧州で販売できるようにする、いわゆる『抜け穴』を​解消するよう」EUに圧力をかけていると反発した。

欧​州の環境⁠保護団体「トランスポート・アンド・エンバイロメント(T&E)」によると、2024年にEU域内で販売された米国製の大型ピックアップトラックとSUV(ス⁠ポーツタ​イプ多目的車)は計7000台に上った。T&Eはより多​くの米国製のSUVやピックアップトラックが「はるかに低い安全基準や大気汚染基準で​販売されることは、全てのEU市民に対する背信行為だ」と訴えている。

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