
榊原コミッショナー(中央)に特大茶せんを贈呈した井上さん(右)と小林文科副大臣=10日、東京都文京区の東京ドーム
野球の世界大会、2026ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表「侍ジャパン」の選手が得点時に披露するセレブレーション「お茶たてポーズ」にちなみ、奈良県高山茶筌生産協同組合(谷村丹後理事長)が、特大茶せんを日本野球機構に贈呈した。
「お茶たて」に欠かせない茶道具「茶せん」。侍ジャパンの「お茶たてポーズ」で、国産シェア9割超を誇る生駒市高山地区の伝統工芸品「高山茶せん」にも注目が集まり、同市観光課には問い合わせが相次いでいるという。
これを受け、同組合は日本代表を応援しようと特大茶せんを急きょ制作。10日、東京都文京区の東京ドームで行われた1次ラウンドのチェコ戦を訪れた制作者で同組合顧問の井上充生さんが、日本野球機構の榊原定征コミッショナーに特大茶せん3本を贈呈した。
それぞれの茶せんの付け根には、日の丸をイメージした紅白、代表ユニホームを意識した紺と赤、金メダルを表した金色の糸があしらわれている。
井上さんは「戦の前に茶をたしなんだ当時の侍のように、落ち着いた心で試合に臨んでほしい」とエールを送った。
また、贈呈を仲介した小林茂樹文部科学副大臣(衆院県1区)は「高山茶せんは室町時代から続く素晴らしい工芸品。侍ジャパンの活躍を機に、国内外で関心が高まれば」と期待を寄せた。
