
写真はグーグルのロゴ。2024年1月、米ネバダ州ラスベガスで撮影。REUTERS/Steve Marcus
[ブリュッセル 25日 ロイター] – 米アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルは、ホテルや航空券、レストランの検索結果で自社のサービスを競合他社より目立つ位置に表示している現状を変更する試験を始める見通しだ。欧州連合(EU)欧州委員会からデジタル市場法(DMA)違反を指摘されたことに対応する。事情を直接知る関係筋が25日、明らかにした。
欧州委は昨年3月、世界最大のインターネット検索エンジンを抱えるグーグルがDMAに違反したと指摘し、グーグルに対して世界売上高の10%を上限とする制裁金を科す可能性を示した。今回、グーグルは変更案を提示することにより、欧州委をなだめる狙いだ。
関係筋によると、変更案では検索結果として垂直検索サービス(VSS)とグーグル検索の両方が表示され、VSSの上位結果がデフォルトで表示されるようになる。フィードからのリアルタイムデータを持つホテル、航空会社、レストラン、交通サービスは、VSSのリストの上または下に表示される。
この変更は近いうちに欧州全域で展開され、当初は宿泊施設の検索結果で実施し、その後は航空券や他のサービスも対象に追加する予定だという。
グーグルはこれまでもさまざまな変更案を提示してきたが、競合他社は不十分だと苦情を申し立てたためいずれも実施されていなかった。
グーグルは2017年以降、EUの反トラスト法(独占禁止法)の違反行為で総額97億1000万ユーロ(約115億ドル)の制裁金を科されている。
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