
写真はニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のブレマン総裁。2025年9月24日、ウェリントンで撮影。REUTERS/Marty Melville
[ウェリントン 19日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のブレマン総裁は19日、インフレが今四半期に目標水準まで鈍化するという見通しを示した上で、景気回復で企業の値上げが広がれば、より早期に金融引き締めを実施する用意があると表明した。
中銀は前日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を市場の予想通り2.25%で据え置いた。経済の回復を支援するため、金融政策は当面緩和的なスタンスを維持する必要があると指摘した。ブレマン総裁は19日、議会委員会で、3.1%となった前四半期の総合インフレ 率は高すぎるとしつつも、これは主に変動の激しい貿易品目によるものであり、今四半期には目標レンジの1─3%に戻るとの見解を示した。
ブレマン氏は「四半期のインフレ率が再び目標レンジを上回っても、明らかに変動の激しい品目が要因で、データから外れると確信できる十分な根拠があるなら、早期の金融引き締めは必要ないかもしれない」と指摘。
「しかし、それが価格設定行動に起因するものと判断される場合、それは経済が今後より強固になり、より高い金利に耐えられることを意味するため、われわれは行動し、早期の引き締めについて議論することになるだろう」と述べた。
ただ、改訂されたOCRの見通しは、年末までに利上げが行われる可能性を示唆しており、市場の予想よりもハト派的だった。スワップ市場は現在、12月の利上げを完全に織り込んでおり、政策決定前の10月から後退した形だ。
ブレマン氏は、景気回復に伴い企業が価格設定行動をどう調整するかが議論の焦点だったと説明した。
「不確実性があり、景気循環の中で企業がどのように行動するかを100%確実に予測できないと謙虚に認めなければならない」と語った。
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