
契約書を披露する企業、団体の代表ら=さいたま市浦和区で
埼玉県営公園14カ所と公園内の施設38カ所で、ネーミングライツ(愛称命名権)の契約者と愛称が決まった。一部を除き、1日から愛称が使われている。秋ケ瀬公園(さいたま市桜区)が「Gas(ガス) One(ワン) グリーンパーク秋ケ瀬」となるなど、愛称の多くは企業名やブランド名が冠される。
戸田公園は「サンクジャパン戸田公園」、しらこばと公園は「アルネットホームスマイルパークしらこばと」、川越公園は「ホットスタッフ川越パーク」、秩父ミューズパークは「埼玉トヨペット秩父グリーンミューズパーク」、権現堂公園は「森田鉄工所 権現堂Sakura Mirai Park」が愛称になる。
契約期間は1〜10年。命名権料は非公表だが、県公園スタジアム課によると、契約に至った公園で希望額を下回った例はない。県は、花壇や樹木の手入れといった公園の魅力アップ策に命名権料を使うという。
昨年12月24日、さいたま市内で契約締結式があり、大野元裕知事と企業、団体など18者の代表が契約書を交わした。大野知事は「これまで以上に魅力ある施設として県民に愛されるよう努める」と述べた。
秋ケ瀬公園の命名権を得たエネルギー業「サイサン」の川本知彦社長は、幼少期からの同公園での思い出を振り返り、「県民、市民にとってスポーツ、運動会の聖地。さらに活気あふれ、埼玉県に資するよう、ネーミングライツを積極的に活用する」と誓った。
県は今後の税収減を見据え、自主財源の確保策として県が持つ公共施設や公園、ダム、歩道橋などへのネーミングライツ導入を2025年度から本格化させている。県営公園は昨夏以降に23カ所で公募。9カ所は応募がなく、募集を続けている。今後、未募集の大規模公園にも対象を広げる方針。(杉浦正至)
