ベネズエラ、米が治安トップに協力打診 反抗なら米に移送も=関係筋

写真はベネズエラのカベロ内相。カラカスで1月5日撮影。REUTERS/Leonardo Fernandez Viloria

[ワシントン/メキシコ・シティ 6日 ロイター] – トランプ米政権はベネズエラのカベロ内相に対し、マドゥロ政権崩壊を受けたロドリゲス暫定政権が米国の要求に応じ、秩序を維持するのを手伝うよう求め、さもなればカベロ氏が米国の次の標的になり得ると通告した。3人の関係者が明らかにした。

マドゥロ氏の側近で、広範な人権侵害で告発された治安部隊を指揮するカベロ氏を、トランプ大統領はベネズエラの政権移行期の治安維持のための要人として頼ることを決めたという。

関係者は匿名を条件に、米政府高官はカベロ氏の弾圧の過去とロドリゲス氏と対立してきた経緯から、最終的にカベロ氏を更迭し亡命させる方法を模索しながらも、協力を強要しようとしていると語った。

カベロ氏は、米国に反抗すれば、米軍に連行されたマドゥロ氏と同じ運命をたどるか、あるいは命の危険にさらされる可能性があると伝えられたという。

2人の関係者によれば、カベロ氏と同じく米国から麻薬密売で起訴され、数百万ドルの懸賞金をかけられているベネズエラのウラジミール・パドリーノ国防相も米国の標的になる可能性がある。米政府高官は、軍を指揮するパドリーノ氏の協力は権力の空白を避けるために極めて重要だと見ている。

関係筋によると、トランプ氏は米中央情報局(CIA)の機密評価を受け入れ、副大統領だったロドリゲス氏をはじめ、マドゥロ氏の側近が暫定的にベネズエラを運営するのが最善だと結論づけたという。

米国がベネズエラに要求しているのは、米企業に有利な条件で国内の石油産業を開放する意思を示すこと、麻薬取引の取り締まり、キューバの治安要員の追放、ベネズエラとイランとの協力関係の解消で、数週間のうちに目的達成に向けた進展を見たいと考えているという。

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Humeyra Pamuk

Humeyra Pamuk is a senior foreign policy correspondent based in Washington DC. She covers the U.S. State Department, regularly traveling with U.S. Secretary of State. During her 20 years with Reuters, she has had postings in London, Dubai, Cairo and Turkey, covering everything from the Arab Spring and Syria’s civil war to numerous Turkish elections and the Kurdish insurgency in the southeast. In 2017, she won the Knight-Bagehot fellowship program at Columbia University’s School of Journalism. She holds a BA in International Relations and an MA on European Union studies.