長野県喬木村伊久間の法運寺で大みそかの31日、恒例の灯明飾りが行われ、二年参りに訪れる人たちをろうそくの明かりで迎える。今年は30回目の節目で、総代らは「幻想的な光を楽しんでほしい」と呼び掛けている。20日には総代や世話人ら約30人が準備作業を行った。
当日は参道や境内、墓地など寺一帯にペットボトルをろうそく台にした灯明や竹灯ろう約1800個を配置する。寺北側の斜面には赤色のペットボトルを並べて「卍」の文字を表現する。午後10時に点火し、元日の午前1時ごろまで楽しめる。
広沢天外住職が1996年に始めて以降、総代らが中心となって継続してきた。寺の周囲には街灯がほとんどないため境内は真っ暗になり、山腹にある寺が燃えているように見える光景は大みそかの風物詩となっている。
準備作業ではペットボトルに砂利を入れて安定させ、周囲を赤や黄、青、緑などのビニールテープで巻き付けた。竹灯ろうにはろうそくを固定する針金を取り付け、表面に「法運寺」の文字を刻んだ。
総代長の大原裕夫さん(72)は「真っ暗な中に1800個の灯明が光を放つ光景は圧巻。光の中を参拝するもいいし、天竜川側から眺めるもいい。見たいことがない人も30回目の節目にぜひ訪れてほしい」と話していた。
