“車いすユーザーの選択肢を増やしたい” という思いから生まれた本。

その名も『ホダカブック』。

当事者目線のこだわりが詰まったこの本が紹介するのは、車いすでも利用できる長崎市内の飲食店です。

長崎純心大学4年の織田 帆尊(おりたほだか)さん 21歳。

この日の昼食は、中華料理店「寶來軒」の特製海鮮ちゃんぽんです。

(織田 帆尊さん(21))
「長崎の味を味わえる麺だと思う」

脳性まひがあり、幼いころから車いすを利用して生活している織田さん。

外食の際は、車いすでも入れる広さがあるかなど、店舗の事前のリサーチが欠かせないといいます。

(織田 帆尊さん(21))
「車いすがかなり(テーブルの)奥まで入るので、しっかり体が安定した状態で安全に食事ができる」

車いすユーザーに、もっと気軽に外食を楽しんでほしい…。

そんな思いで今年10月、自身の名前を冠したグルメガイドブック「ホダカブック」を作成しました。

紹介するのは、長崎市内の5つの飲食店。

現在開催中の「ながさきピース文化祭」で来県する人に、長崎グルメを堪能してもらおうと、ちゃんぽんを中心に取り上げています。

車いす利用者に役立つ情報として、①入り口にスロープがあるか。②店内は車いすが通れる広さか。③テーブルはどれくらいの高さか などを掲載。

すべて織田さん自身が仲間とともに店舗に赴き、一つひとつ、計測や確認をしてまとめました。

中でもこだわったのは、自身が外出する際には必ず調べるという “トイレの情報” を充実させること。

(織田 帆尊さん(21))
「気軽にストレスなく(トイレを)使えるというのが非常にポイントになる。手すりがあるかどうかは、外出する際に一番重視している」

介助する人の負担も軽減できることから、トイレの情報は必ず盛り込み、写真も添えて紹介しています。

こうした織田さんの取り組みは、飲食店からも評価を得ています。

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