
近藤来希
Photo By スポニチ
島根県出身の野球少年は小、中、高と、甲子園を目指して日々練習に明け暮れた。そんな野球一筋だった近藤来希(23=兵庫)が大学に進学すると、いつの間にやらボートレースの魅力にひかれていく。
「最初は大学の先輩に初めてボートレース尼崎に連れて行ってもらいました。一目見てかっこいいと思った。それからはいろいろ調べて試験に挑戦しました」
3回目の受験で見事に合格。養成所もそれほど苦にせず、淡々と1年を過ごしていった。
「初めはしんどかったけど、野球を(ポジションはピッチャー)していたこともあって、思っていた以上にいけると思いました」
兵庫で受験を行ったためそのまま兵庫支部としてデビューした。初戦の尼崎では周りの先輩にまったく歯が立たず666転6666。ほろ苦デビューだった。
10月31日終了時点で1期目が終了。結果は勝率1.55、1着1回、2着0回、3着2回、優出、優勝はいずれも0回。最近の新人では平均的な数字だったか。それでも水神祭を飾れたのは本人にとっても大きい。
10月のボートレース津4日目1R。6コースから6番手スタートだったものの、4コース河野主樹が捲りに出たところを角度良く捲り差してきた。
「(捲り差しが)入った時は前に誰もいなかったんで、4番(河野)だけを横に見ながら2マークを回りました。もう必死でしたよ。その瞬間“やった”って思いました」
師匠は森智也。「プロペラのアドバイスやプライベート、どっちもお世話になってます」。長所も短所も負けず嫌い。「いい意味でも悪い意味でもですね」
11月からは2期目に入った。まだまだ課題は山積みだ。「(島根県出身とあって)ボートレース甲子園はよく言われますね。まあ、勝てる時にしっかり勝てる選手になりたい。丸野一樹選手のような旋回力でファンの心を動かせる選手を目指します。まずは3年以内にA2に上がること」
理想はでっかく、レースは一歩ずつ地道に力をつけていけばいい。
◇近藤 来希(こんどう・らいき)2001年(平13)10月29日生まれ、島根県出身の23歳。兵庫支部所属の第136期生。25年5月の尼崎でデビュー。25年10月の津で初1着とデビュー期に水神祭をあげている。1メートル57。血液型O。
続きを表示
