10月18日(土)、JAPAN XVは、午後1時のキックオフ直後から右に左にテンポよくボールを動かし、オーストラリアA陣内で攻め続けた。相手の反則を誘い、PKからのタッチキックでラインアウトを得たが、ここでオーストラリア代表LOダーシー・スワインにボールを奪われる。これ以降、不安定なラインアウトはJAPAN XVを苦しめることになった。
その後も攻めるJAPAN XVはSO中楠一期が相手陣深くハイパントを蹴り上げたが、これを確保できず、逆に攻め込まれる。前半6分、トライラインを背にしたスクラムからの攻撃で、オーストラリア代表17キャップのスワインにトライを奪われてしまう。JAPAN XVはテンポの速い攻撃でチャンスを作るのだが、オーストラリアAのディフェンスは粘り強かった。
前半8分、オーストラリアA陣内深く攻め込んだところで、中楠がグラバーキック(地面を転がるキック)で味方を走らせたが、オーストラリアAのSHテディ・ウィルソンが身を挺してボールを確保。キックのタイミングは完璧に見えたが、それを上回る素早いカバーディフェンスだった。10分、JAPAN XVのNO8サウマキ アマナキがトライラインに迫ったときには、サウマキの上体を抱えてボールを押さえさせなかった。
トライエリアに入ってボールを押さえられない場合は、相手ボールのトライラインドロップアウト(トライエリアからボールをワンバウンドさせて蹴る)になる。それを狙うようなディフェンスはこの一度だけではなかった。JAPAN XVは、PGを狙えるシーンでもアグレッシブに攻めては切り返される繰り返し。チャンスを作りながらスコアできないもどかしい展開が続いた。
