公開日時 2025年10月18日 20:37更新日時 2025年10月18日 22:16
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18日、台北市内で投票する鄭麗文氏(中央通信社=共同)
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共同通信
【台北共同】台湾の最大野党、国民党の主席(党首)選挙が18日に投開票され、元立法委員(国会議員)の鄭麗文氏が当選した。2028年の台湾総統選で与党、民主進歩党(民進党)から政権を奪回することが国民党の最大の課題だ。鄭氏は対中融和路線を強く主張してきた。党勢を拡大できるかどうかが注目される。
11月1日に就任する。党主席選には6人が立候補し、鄭氏と元台北市長のカク竜斌氏による事実上の一騎打ちだった。鄭氏は中国との協力を訴え「全ての台湾人が『私は中国人だ』と誇りを持って言えるようにしたい」と呼びかけてきた。カク氏は中国と日米との間でバランスを取る外交方針を主張した。
もともと国民党は党所属の馬英九・元台湾総統が6月に中国を訪問するなど中国との交流に前向きだ。民進党の頼清徳・台湾総統は中国をけん制する発言を繰り返し、習近平指導部に敵視されている。
鄭氏は党主席選での勝利を受けて記者会見し、政権交代に意欲を示した。選挙のために反中感情をあおっていると民進党を非難した。
台湾では16年に国民党から民進党に政権が移った。ただ立法院(国会)では国民党が最多議席を占めている。28年の総統選の国民党候補としては、今回の党主席選に立候補しなかった盧秀燕・台中市長が取り沙汰されている。