美術の専門教育を受けていない障害者アートの作品が今、世界的に注目を集めています。
宮崎市出身の中武卓さん、独自の世界観を持ち国内外でも高く評価されている中武さんの作品の魅力に迫りました。
【写真を見る】下書きなし1時間で描く独特の世界観 恩師と歩む二人三脚 アーティスト 中武卓さん
ダイナミックに表現された人の顔に大胆な構図で色鮮やかに描かれた花。描いているのは…。
(中武卓さん)「おはようございます僕の名前は中武卓29歳です、よろしくお願いします」
宮崎市出身のアーティスト、中武卓さん。
中学時代の恩師である元美術教諭の長曽我部徹さんのもとで毎週、絵を描き続けています。
■下書きをせず直接描く
この日モチーフとしたのは、庭に咲くヒガンバナ。
使うのはオイルパステル。
いつも下書きはしません。
(元美術教諭・長曽我部徹さん)「大きな声で歌っていいよ」
最近のお気に入りはサザンオールスターズ
作品はいつも1時間ほどで仕上がります。
(元美術教諭・長曽我部徹さん)「すごい集中力ですねと言われるけど集中力という感じゃないですよね、迷いがないから合間がない躊躇する合間がないからどんどん選択してどんどん見てる感覚が僕たちと違うんやろね」
■僕がほれ込んだ
こうした2人3脚での作品作りが始まったきっかけは長曾我部さんからのオファーでした。
(元美術教諭・長曽我部徹さん)「これは僕がほれ込んだ作品の第一、こういう絵が好き、もう僕は好きで。これは中1のころですね」「僕がおうちの方に頼んで連れてきて描いてもいいですかって始まったんですけど」
中学卒業後、およそ14年間にわたり制作活動を見守ってきた長曽我部さん。今も変わらず、中武さんの大ファンです。
(元美術教諭・長曽我部徹さん)「僕たちはちょっとつかみ取ることのできない自然の何かを代弁して見せてくれてるという感じがするかな。それなのにねバランスというか構成、画面の構成とか色彩とか美しさとかあるっていうのは持って生まれたものなんですよね多分ね」
これまで、宮崎市美術展で大賞を受賞するなどしてきた中武さんですが、2022年には、パリで個展を開催し、今年は台湾で開かれた障害者アートの交流展に出品するなど活躍の場は海外にも広がっています。
