「鳥取県立博物館」から美術部門を独立させ、2025年3月に開館した「鳥取県立美術館」。設計は世界的建築家・槇文彦(1928~2024年)率いる槇総合計画事務所によるもので、「大御堂廃寺跡」を望む立地に、陽光あふれる開放的な空間を実現している。

鳥取県立博物館が収集してきた国内外の優れた美術品や、県ゆかりの作家、関連作家の作品を軸にコレクションを構成。今後は、鳥取の自然や風土を題材にした作品をはじめ、前田寛治や辻晉堂など郷土出身作家とゆかりのある国内外の作品も積極的に収集し、県の美術文化を未来へ継承していく。

館内は誰にでも開かれた公共空間として、展示や回遊を楽しめるほか、「アートを通じた学び」の拠点となる「アート・ラーニング・ラボ」も設置。美術と人、情報をつなぐ結節点として、来館者が美術を全身で感じられる場が広がっている。