歌手のセレーナ・アウティエーリ、藤井泰子がそれぞれ国家斉唱。演奏はローマ歌劇場管弦楽団(撮影9月12日:大阪・関西万博)
「大阪・関西万博」閉幕まであと1カ月。「本物が来ている」とパビリオン展示が大好評、連日長蛇の列ができているイタリアが、9月12日にナショナルデーを迎えた。館内には「ファルネーゼのアトラス」はじめ、日本で目にする機会がない「本物」が多数展示されているが、ナショナルデーでも、オペラやバレエといった本場の舞台芸術が楽しめるプログラムが続き、イタリアの本気が感じられる充実のプログラムとなった。
寬仁親王妃信子さまは、アレッサンドロ・ジューリ文化大臣と談笑される一幕も(撮影9月12日:大阪・関西万博)
11時から「シャインハット」でスタートした、ナショナルデーのセレモニー後のプログラムは、イタリアから来日中のアレッサンドロ・ジューリ文化大臣、寬仁親王妃信子さまらが見守る中で進行した。
イタリアの歌手のセレーナ・アウティエーリ、日本のオペラ歌手・藤井泰子がそれぞれ国家を歌唱。演奏はローマ歌劇場管弦楽団(撮影9月12日:大阪・関西万博)
イタリア、日本の各国歌を歌手のセレーナ・アウティエーリ、オペラ歌手の藤井泰子が斉唱。演奏は、ローマ歌劇場管弦楽団が務めた。なお、セレーナ・アウティエーリは、イタリアの歌手でディズニー映画「アナと雪の女王」で、エルサ役のイタリア語吹替えを担当。舞台「ガイズ&ドールズ」、「ローマの休日」、「マイ・フェア・レディ」などで主演を務める実力者だ。
◆ 「ブラボー!」ダンサーたちの高い身体能力と肉体美をありえないかぶりつきで…
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
メインプログラムは、イタリアの歌劇場「ミラノ・スカラ座」の200年の歴史を誇る伝統の名門「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」によるもの。
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
披露されたのは、マウロ・ビゴンゼッティの振付の『ロッシーニ・カード』より抜粋、マリオ・ピストー二の振付の『ラ・ストラーダ』より抜粋の2つの演目。
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
世界トップクラスのダンサーを多数輩出している同校は、毎年全世界から800人のダンサーを受け入れており、今回はイタリアから来日したダンサーたちが、日頃の鍛錬の成果を日本で披露した。
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
ダンサーたちは、ファッションの街・ミラノを感じさせる、お洒落でモダンな衣装で次々登場。同会場はステージが低く、来場者たちが座る最前列はありえないほどの超至近距離だ。会場に入ることができた幸運な参加者たちは、そんなレアな環境でステージを真剣に見守っていた。
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
同公演を観劇した来場者のひとりは「バレエといえば、チュチュやタイツのダンサーのイメージで来たんですが、コンテンポラリーな振付や現代的な衣装に最初は驚きました。でもやっぱり素敵でしたね。男の子たちもすごくカッコ良くて。万博で観ることができて、とても良かったです」と話し、現代的なモダンバレエの素晴らしさに驚いていた。
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
「ミラノ・スカラ座バレエアカデミー」公演(撮影9月12日:大阪・関西万博)
公演の最後には、観客から「ブラボー」という声がかかり、割れんばかりの盛大な拍手が送られた。展示だけでなく、イタリアの芸術の素晴らしさと、万博に対する「本気」を感じる、ナショナルデーのスタートとなった。
取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部
夜に行われたイタリアナショナルデーを記念したオペラ(撮影9月12日:大阪・関西万博)
