日本維新の会の石井章参議院議員は、国から支払われる公設秘書の給与をだまし取っていた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていることを受けて議員辞職する意向を明らかにしました。
日本維新の会の石井章参議院議員は、勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て、国から支払われる秘書給与をだまし取った疑いがあるとして、東京地検特捜部が、詐欺の疑いで捜査を進めています。
これを受けて石井氏は、コメントを発表しました。
この中では「お騒がせする事態を招き、国民の皆様に心より深くお詫び申し上げる」と陳謝しています。
その上で「私に対しての捜査が行われている状況であるため、ここで議員の職を辞し、捜査に対して全面的に協力をさせて頂くべきと判断した」として議員辞職する意向を明らかにしました。
また、「先ほど、党に対し、私の党における処分については党の判断に一任する旨を申し入れた」としています。
石井氏は、参議院比例代表選出の当選2回で68歳。
茨城県取手市議会議員などを経て2009年の衆議院選挙で当時の民主党から比例代表北関東ブロックに立候補して初当選しました。
そして、2016年の参議院選挙では、当時のおおさか維新の会から比例代表に立候補して参議院議員として初当選したあと日本維新の会の両院議員総会長などを務めました。
【維新 中司幹事長“二度と起きないよう綱紀粛正に努めていく”】
日本維新の会の中司幹事長は、29日夕方、国会内で記者会見し「わが党の所属議員がこうした事態を招いたことをおわび申し上げる。二度とこうしたことが起きないように綱紀粛正に努めていく」と述べました。
そして「けさ、都内のホテルで藤田共同代表、金村幹事長代理、私の3人で石井議員から説明を受けた。石井氏からは『自分の不徳から多大なご迷惑をおかけした。離党届を提出したい。事の重大性を考えると党から除名されても致し方ない』という話があった」と述べました。
その上で「その後、石井議員から離党届が出されたことを受けて党の常任役員会に諮った上で党の名誉を傷つけたということできょう付けで除名処分にした」と述べました。
【維新 茨城県総支部 長田幹事長“捜査に全面的に協力してもらいたい”】
日本維新の会茨城県総支部の長田麻美幹事長は「『クリーンな政治』を掲げて私もほかの議員も一生懸命、仕事をしているので、報道が事実であれば本当にショックです。辞職は本人が決めたことなので捜査に全面的に協力してもらいたい」と話していました。
【取手の地元の人は】
石井議員の事務所や自宅のある取手市では地元の人から「こういうことになって残念です」とか「維新はいいところもあるけど、こういうことがあるのはダメです。恥ずかしいことです」などといった声が上がっていました。
