『electronic evening 2025 電子音楽の夕べ』が開催される古刹・法然院
夏の終わりに、非公開の京都の寺院「法然院方丈」(京都市左京区)で、お茶と電子音楽を楽しむ恒例のイベント『electronic evening 電子音楽の夕べ』が、8月30日に開催される。
これまでも、寺院や美術館、温泉といったさまざまな環境で「電子音楽を楽しむ」という非日常を感じられるイベントを企画してきた、東京・吉祥寺と京都を拠点に活動する電子音楽レーベル「涼音堂茶舗」が主催する同イベント。
2003年に初開催され、コロナ禍はオンライン開催などもはさみつつ、レーベルコンセプトの体現するイベントとして、「夏の終わりの京都、世紀の文人墨客の集う夕涼み」をテーマに毎年開催を続けてきた。古刹・法然院という会場を活かし、作りこんだ世界観に魅了され、東京や遠方からも毎年訪れるファンも多い。
「法然院方丈」での『electronic evening 「電子音楽の夕べ」』過去開催の様子
◆ 注目は「茶」と「音」のセッション
今年は「ambient KYOTO」館長も務めた、糸魚健一率いるPsysExが3年ぶりに同イベントに登場し、茶席でライブをおこなう。茶人・中山福太朗との茶と音のセッションを繰り広げる予定だ。
『electronic evening 2024 電子音楽の夕べ』の様子
そのほか、「方丈」でのライブに、京都在住の打楽器奏者・北航平、武田真彦+今西紅雪の電子音楽と伝統楽器のセッションや、 宮城県石巻市を拠点に活動する音楽家・四倉由公彦による郷土藝能を通過した電子音響も。映像は京都在住の映像作家・Sagal Patel、徳丸雅士が担当する。
そして浄土庭園にひろがる虫たちの声と、映像作家・ソネソラによるインスタレーションや、インセンスブランド・リスンによる香との競演も見どころのひとつ。
『electronic evening 2024 電子音楽の夕べ』の様子
また、下鴨の和菓子店「宝泉堂」(京都市左京区)によるこのイベントのためだけのオリジナルの上菓子、京都屈指のお茶の老舗「通圓」(宇治市)24代目自らによるブレンドの御抹茶を、法然院の庭園より湧出する名水「善気水」で出した「涼音の席」が開催される。
『electronic evening 2025 電子音楽の夕べ』のオリジナル和菓子。「茶席でライヴするPsysExのアンビエントの音と、甘・辛の境を紛らわす(塩と餡の絶妙な)食べてみないと感想がわからないバランス」だとか
代表の星憲一朗さんは「夏と秋の境、和漢の境など、さまざまな境界があいまいになる瞬間を感じ、楽しんでもらえたら」と話す。
夏の終わりの京都を五感で楽しむイベント『electronic evening2025 電子音楽の夕べ』は「法然院方丈」で8月30日・18時から。料金は御茶席付で6000円、御茶席なしは5000円。Peatixでチケット発売中。詳細は公式サイトで確認を。
