大分県では、温暖な気候を活かして「早期水稲(コシヒカリ)」を約280ha栽培しています。収穫は8月上旬からお盆前にかけて行われ、新米をいち早く消費者のもとへお届けすることができます。

 

 収穫まで早期落水をせず、根の活力を最後まで保ち、品質の維持に努めましょう。

早期水稲の適期収穫について

​  水稲の収穫適期は品種ごとに異なり、収穫のタイミングは収量や品質、さらには食味にも大きく影響します。

 適期を正しく見極めるには、穂の青籾率や積算気温など、複数の指標を組み合わせて判断することが重要です。

 ※近年は高温傾向が続いており、葉や茎の色が例年より早く淡くなる、黄変するなどの変化が見られることがあります。

 見た目だけに頼らず、JA営農指導員や普及指導員などと相談しながら、生育状況や気象条件も踏まえて、適期収穫を心がけましょう。

 

見極め方(1) 青籾率【外観から判断】

​青籾率とは…?

  穂についている籾のうち成熟しきっていない籾の率のこと。

<例> 100粒中20粒が青籾(成熟しきっていない)→青籾率20%

※青籾率含め外観による適期判断をする際は、熟れが早い圃場の外側の株で判断せず、圃場の中央付近で複数確認するとより正確です。

 

青籾率

イラスト:青籾率

見極め方(2) 積算気温【データから判断】

積算気温とは…?

  稲の出穂期を「0℃」とし、翌日以降の平均気温を足し合わせた温度のこと。

 ※稲の出穂期とは・・・圃場全体の茎数の50%が出穂した日。出穂とは、茎から少しでも穂が顔を出していたら出穂とします。

 

積算気温の考え方(例 コシヒカリ)

日時
平均気温
積算気温
備考

7月9日
25℃
0℃
コシヒカリ出穂期

7月10日
26℃
26℃
 

7月11日
25℃
51℃
 

7月12日
26℃
77℃
 




 




 

8月9日
28℃
850℃
収穫適期

※気象庁などの情報を活用しながら、地域の積算気温を出してみましょう。より詳しい方法が知りたい場合は振興局にご相談ください。

 

 

表:品種ごとの収穫適期の目安

 品種
積算気温(℃)
青籾率(%)

コシヒカリ
850
20

ひとめぼれ
900

20

つや姫
1,000
15~20

なつほのか
1,050~1,150
10~15

ヒノヒカリ
950
20~25

にこまる
1,050~1,100
20 

 

注意する点

  適期より早い収穫だと未熟粒が多くなることによる収量低下と乾燥コストが増加し、遅い収穫だと胴割れ米や茶米が多くなり品質が低下します。

 

 

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