公開日時 2025年07月31日 06:22更新日時 2025年07月31日 06:57
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台湾の顧立雄国防部長
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共同通信
【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は30日、トランプ米政権が6月に予定していた米高官と台湾の顧立雄国防部長(国防相)の会談を中止したと報じた。顧氏はワシントン周辺で国防総省ナンバー3のコルビー政策担当次官と協議する計画だった。米政権の中国への配慮が相次ぎ、台湾は懸念を深めている。
FTによると、米側は中止の理由として米軍が6月下旬に実施したイラン核施設攻撃を挙げた。双方は新たな日程を検討しているが、米側は顧氏よりランクの低い防衛当局者との協議を求めているという。トランプ大統領が中国を刺激したくないと考えているためとの指摘もある。
米国は慣例として台湾国防相のワシントン訪問を認めてこなかった。今回の訪問が実現すれば台湾海峡で軍事圧力を強める中国へのけん制になったとみられるが、複数の米当局者が米中関税交渉への影響やトランプ氏が模索する米中首脳会談の機運が損なわれる可能性を憂慮したとしている。
会談中止の判断は6月5日の米中首脳電話会談後に出されており、トランプ氏が中国の圧力に屈したのではないかとの臆測もある。台湾を巡っては中南米訪問を予定していた頼清徳総統に米政権が米国立ち寄りを許可しなかったとも報じられた。
