公開日時 2025年07月24日 05:00
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定期首脳協議を前に握手する(左から)EUのコスタ大統領、石破首相、フォンデアライエン欧州委員長=23日午後、首相官邸
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琉球新報朝刊
石破茂首相は23日、欧州連合(EU)のコスタ大統領、フォンデアライエン欧州委員長との定期首脳協議を官邸で行った。共に米国の高関税措置や中国による経済的威圧への対応が急務となる中、自由貿易体制を堅持し、多国間協力を促進する重要性を確認。経済安全保障や産業の強化に向けて包括的に連携する枠組み「競争力アライアンス(同盟)」発足で合意した。防衛産業に関する対話の枠組み創設でも一致した。
石破首相とEU首脳との協議は初めて。首脳共同声明を発表し、価値観を共有する日本とEUが、貿易や安保など幅広い分野で協力を深め、結束を強化することを申し合わせた。
協議後の共同記者発表で、首相は「EUとの関係強化はインド太平洋地域の平和や繁栄を一層強化する」と強調。コスタ氏は「日本はインド太平洋で最も緊密なパートナーだ」と語った。
共同声明では、中国からの輸出が停滞するレアアース(希土類)を含む重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の強靱化(きょうじんか)に関する協力で合意。経済安保や貿易・産業政策を話し合う閣僚級協議の枠組み拡大で一致した。
防衛産業の基盤強化が共通の優先事項と位置付けた。安保に関する機密情報の交換を可能にする情報保護協定の交渉開始も表明した。
