ウナギさらに高価に?EUが取引規制提案 養殖業者「闇取引起きる」”安く売れが家訓”料理店は不安隠せず 2025年07月18日

19日は「土用の丑の日」です。 すっかり高級食材になったウナギですが今、価格がさらに上がりかねない事態が。

 

■EUなどがウナギ全種類を「ワシントン条約」へ掲載するよう提案

 

■国産ウナギを一尾使ったうな重を提供する料理店では

 

■ウナギ料理店は今回の提案には不安

【志津可・樽野博明さん】「昔からできるだけええウナギを安く仕入れて、お客さんには安く売れと。家訓なんですよね」

しかし、今回の提案には不安を覚えていると話します。

【志津可・樽野博明さん】「価格競争になってくるでしょうなあ。なんぼで売れとかうちはなんぼで仕入れますとか」

(Qできたらこの価格は守っていきたい?)
【志津可・樽野博明さん】「いや、これ今はほんま言うたら、米も上がってますし、値を上げたい」

(Qいま、歯を食いしばって頑張っている?)
【志津可・樽野博明さん】「そういうことですね」

 

■貿易が規制されると養殖業者にとっては死活問題

 

■シラスウナギの“闇取引”の実態

 

■「シラスウナギ」の取引価格は高値で推移

 

■EUの提案の背景にはこういった違法行為の横行があるのではと専門家

ウナギの資源管理に詳しい専門家は、EUの提案の背景にはこういった違法行為の横行があるのではないかと指摘します。

【中央大学・海部健三教授】「実際に輸出入が規制されているヨーロッパウナギはアメリカウナギであると偽られて貿易されているような事例が発覚しています。そのようなことが起きないように、類似種として似ている種として、(ウナギ全種を)リストするということが1つ考えられる」

シラスウナギの段階では種類の判別が難しいため、EUはワシントン条約で絶滅が危惧される他の動物などと同じくウナギの全種類を規制すべきだと主張。

 

■養殖業者は「違法取引は無くならないのではないか」と話す

 

■ウナギが「絶滅しないことを科学的に立証する必要性がある」菊地弁護士

菊地弁護士は、この問題について、ウナギが「絶滅しないことを科学的に立証する必要性がある」と述べました。

【菊地幸夫弁護士】「小泉農水相が『絶滅しない』と言うのなら、科学的に立証していく必要があるんじゃないでしょうか。ワシントン条約は絶滅危惧種などの保存が目的なので。まず絶滅の恐れがあるのか。そこを日本としてははっきり主張していくのが課題だと思いますよね」

【関西テレビ・神崎博報道デスク】「日本側としては、資源量は十分あることを科学的なデータを示した上で、日本一国では弱いので、例えば隣国の韓国や中国、台湾などとタッグを組んで、ヨーロッパに対抗して、”アジアチーム”でウナギの資源はあって、規制する必要はないということで、何とか対抗していこうというふうに農水省は考えていますね」

 

(関西テレビ「newsランナー」 2025年7月17日放送)

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