公開日時 2025年07月10日 10:54更新日時 2025年07月10日 11:57
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山開きを迎えた富士山の富士宮ルートを登る登山客=10日午前、静岡県富士宮市
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共同通信
富士山(3776メートル)の静岡県側登山道が10日、山開きを迎え、須走、富士宮、御殿場の3ルートが山頂まで開通した。山梨県側の吉田ルートは1日に開いており、開山期間はいずれも9月10日まで。静岡県は今季から、1人4千円の入山料徴収と、午後2時~翌午前3時の入山規制を実施。軽装での登山や夜通し登る「弾丸登山」などの危険行為の防止を目指す。
日差しが照り付ける中、富士宮ルートの6合目は開通を待つ登山客であふれた。2年ぶりに訪れた横浜市の会社員朝戸雄司さん(45)は「昨年は台風で登れなかったが、今日はできれば御来光を見て帰りたい」と意気込んだ。
入山規制の一環で、入山料支払いや事前学習を済ませたことを示す「入山証」がアプリで発行される仕組みが導入されたが、スマートフォンの電波がつながらないトラブルが発生。5合目付近にある施設で手続きに追われる登山客もいた。
入山料は5月に施行した二つの静岡県条例に基づき徴収。午後2時以降の入山は山小屋の宿泊予約をした人に限定し、ルールやマナーに関する事前学習も条件付ける。人数制限は行わない。集めた入山料は安全対策などに充てる。これまで任意で徴収していた「保全協力金」(基本千円)は廃止。
山梨側でも通行料を2千円から4千円に引き上げるなど、入山規制で足並みをそろえた。