今月(7月)14日に、和歌山県新宮市の熊野速玉大社で五穀豊じょうを願う「扇立祭(おうぎたてまつり)」が行われるのを前に、扇の手入れをする虫干しが行われました。

世界遺産、熊野速玉大社の「扇立祭」は、神が宿るとされるひのきで作られた大きな扇を広げ、病気や稲につく虫をはらって、五穀豊じょうや無病息災を願う神事です。

大社には、古くから伝わる11本の扇が保管されていますが、国宝などに指定されているため、現在は、複製された扇を使って神事が行われています。

4日は、今月14日の祭りを前に、高さ1.5メートル、幅1.65メートルの大きな扇など7本の扇が蔵から運び出され、風通しのいい室内で虫干しが行われました。

扇には、水辺で戯れるしらさぎや菊、竹、梅など、みやびやかな花鳥風月が描かれていて、みこは扇を傷つけないように注意を払いながらほこりを拭き取っていました。

※禰宜(ねぎ)の※浜中孝成さんは「神前で扇を開く、年1回の珍しい祭りですので、ふだんとは違った熊野速玉大社の雰囲気を楽しみにきてください」と話していました。

※「禰」は「示」でなく「ネ」

※「浜」の右側、うかんむりに眉+ハ。