
中田家の紋付き法被や薬の看板が並ぶ展示=富山市売薬資料館で
江戸時代初期から富山城下で薬の原料などを扱う「薬種商」を営んだ中田家の功績を紹介する企画展が、富山市売薬資料館(同市安養坊)別館の旧密田家土蔵で開かれている。中田家の紋付き法被や薬の効能が書かれた資料など40点が並ぶ。9月23日まで。
中田家は「茶木屋(ちゃのきや)」という屋号で薬種商のほか、製薬や売薬にも携わった。明治時代には富山電灯(現北陸電力)や第十二国立銀行(現北陸銀行)の設立にも関わり、経済発展に貢献した。展示は中田家が寄付した市民芸館(同市安養坊)が今年で開館60周年を迎えたのを記念して企画された。
会場には、中田家が販売した薬「反魂丹」「錦花香」の看板、製薬用具の乳鉢や乳棒、薬の型をとる器具などが目を引く。兼子心(もと)学芸員は「富山の売薬に欠かせない家の歴史を貴重な資料から知って」と呼びかける。
21日と7月27日の午後1時半から、学芸員による展示解説がある。申し込み不要。午前9時〜午後5時。観覧料100円。高校生以下は無料。(篠崎美香)
