ロック×手品 驚きのコラボ 金石のバー「Edge」で29日 常識に反抗 読めない展開を

Edgeを運営する北山功二さん(左)とマジシャンのヤマギシルイさん=金沢市金石新町で

(中日新聞Web)

 金沢市金石新町のミュージックバー「Edge(エッジ)」が、5月でオープン半年を迎えた。金石地区では珍しい深夜営業の飲食店として住民の憩いの場になると同時に、運営する北山功二さん(44)は「金沢の音楽界を盛り上げたい」と、イベントを意欲的に企画している。今月29日には金沢市のマジシャン・ヤマギシルイさんが、ロックの名曲をマジックで表現するショーを開く。2人はアッと驚くコラボレーションで観客に感動を届けようと意気込んでいる。(細見春萌)

 北山さんは1990年代〜2000年代前半にメジャーバンド「tick(ティック)」のギタリストとして活動。脱退後は金沢市内で会社員として働く傍ら、音楽仲間のAkiraさん(同市)と22年にギターデュオ「縁(エン) JOY(ジョイ) Music(ミュージック)」を結成した。

 ファンや音楽愛好家が集える拠点づくりをAkiraさんと考えていた時、知人から「金石新町の工場跡でバーをやらないか」と誘われた。繁華街から遠い海沿いの地で客入りに不安もあったが、昨年末に午後8時からの営業を始めた。

 ふたを開けると、完全防音の施設で深夜まで元プロバンドマンの演奏やカラオケが楽しめるとして評判に。北山さんは「客の9割以上は金石の人」と笑いつつ、受け入れてくれた住民への感謝を示す。時には朝にも店を開け、地域の高齢者らのため「朝カラ(オケ)」の催しを企画。「埋もれているミュージシャンに光を当てる場にしたい」という思いも強く、毎週のようにジャンルを問わずライブイベントを開いている。

 マジシャンのヤマギシさんは学生時代にバンド活動をしていて、北山さんとは20年来の縁でコラボが決まった。ショーではボン・ジョビやクイーンなどの名曲の歌詞をかみ砕き、マジックで表現する。ヤマギシさんは「常識に反抗し、不可能に挑戦するのがロックとマジックの共通点」と語り、「展開の読めないライブ感を楽しんでほしい」と呼びかける。

 今回は原曲の音源を使うが、いずれは生演奏に乗せてのパフォーマンスも考えている。2人は「ロック好きがマジックに、マジック好きがロックに興味を持ってもらえたら」と願う。

 29日は午後3時と午後8時からの2回公演。定員は各回20人程度で、料金は1ドリンク付きで3千円。予約はホームページから。