この春、県内企業に就職した新入社員の初任給は5年連続の増額となり、すべての学歴で過去最高額を更新したことが分かりました。
【写真を見る】「賃上げ合戦」に懸念も 県内の平均初任給は5年連続増 全学歴で過去最高額に 山梨
甲府商工会議所が県内1000事業所を対象にアンケート調査をしたもので、366事業所から回答を得ました。
それによりますと、今年度の新入社員の平均初任給は大卒が22万5439円、短大卒が20万4963円、専門卒が20万4910円、高卒が19万3968円でした。いずれも1万1000円から1万3000円程度の増額で、すべての学歴で過去最高額となりました。
甲府商工会議所は「物価高騰に伴う賃上げの波で初任給を上げる企業が増えた」と分析する一方、高騰する経費を商品価格に転嫁できていない企業が多いと指摘。収益が増えない中で首都圏の企業を巻き込んだ“賃上げ合戦”が加速しているとし、企業の体力低下を懸念しています。
甲府商工会議所 越石寛 専務理事
「30万円を超える初任給の報道もあり(人材が)県外流出をしていくようなことになりかねない。初任給の価格競争にならないように配慮してほしいと要請している」
甲府商工会議所では給与以外の面でも就職先として選んでもらえるように企業情報の発信を強化していきたいとしています。
